善良な兄と愛しくも影を持つ弟ーそんな兄弟の切ない関係を通し、言葉で表現しきれない家族愛について強烈に問いかける素晴らしい作品だと想う。その点でこの作品は古い名作「エデンの東」と重なるものがある。名優ジェームス・ディーンが「エデンの東」で初主演し一世を風靡したように、ブラッド・ピットもこの映画で世界的名優となった。この二つをセットで観るのも映画ファンとしては面白い。　
ただ個人としては、人生の中に於ける一瞬の輝きの尊さをここまで美しく表現したこの作品の方をより高く評価している。

DVDを買ってはじめて、ナレーションの意味が全部わかりました。
映画全体を通して私はいい台詞だと思いますが、ナレーションにはしびれますね。で、最初と最後の部分は大体暗記して、今では川で釣りをする際には呟いたりしています。
「やがて　すべてのものは　ひとつに溶け合い、そのなかを　川は流れていく、、
私は川のとりこなのだ。」
いやあ　自分がブラピだなんて言いませんよ。でも、自分自身が川の一部になっちゃうこういう瞬間が本当にあるんです。
そんな気持ちが良く伝わる映画です。

この映画は、古いアメリカを描いた作品です。私は、この作品のロケ地の近くに実際に住んでいました。心の故郷といっていいほど素晴らしいところで、映画はよく自然を捉えていると思います。
私は同じ映画は何度も見ない人ですが、洋画で唯一、何度も見てしまうのがこれです。人生の苦しさ、嬉しさ、素直になれない気持ち、真面目であるがゆえに、奔放な人をうらやむ気持ち。美しいこととはどういうことか。人生において記憶に残る一瞬とは何か。映画は淡々と流れていきますが、たくさんの人に見て欲しい映画です。尚、ブラッドピットの出世作として有名ですが、ブラピの役は確かに重要で、なかなか決まらなかったそうです。リバーフェニックスもオーディションを受けたそうですが、「あいつがでてきたんじゃだめだ。まるでこの映画のためにあるようだよ」と言って即決まったほどだったか... 音楽、映像、セリフ、キャスト、すべてが素晴らしい映画です。

映画自体もそういう内容でしたが、
当時の自分を思い出せる和やかな音楽です。

川をイメージするには最適だと思います。

善良な兄と愛しくも影を持つ弟ーそんな兄弟の切ない関係を通し、言葉で表現しきれない家族愛について強烈に問いかける素晴らしい作品だと想う。その点でこの作品は古い名作「エデンの東」と重なるものがある。名優ジェームス・ディーンが「エデンの東」で初主演し一世を風靡したように、ブラッド・ピットもこの映画で世界的名優となった。この二つをセットで観るのも映画ファンとしては面白い。　
ただ個人としては、人生の中に於ける一瞬の輝きの尊さをここまで美しく表現したこの作品の方をより高く評価している。