SIM CITY
平沢進の音楽を聴いてみたいけど、どれを買っていいかわからない
という人にまずこのアルバムを勧めたいと思います。
「SIM CITY」は、ジャケットからはちょっと想像がつきにくいと思いますが、
平沢進作品の中ではかなりキャッチーなほうだと思います。
他のアーティストに比べてかなりクセはありますが「ロータス」「キングダム」「キャラヴァン」
あたりを聞いてしまったら、おそらく他のアルバムにも手を伸ばすことになるでしょう。
そしてこの作品が1995年にリリースされたものだと言うことに驚かされるはずです。
まさに聴き込めば聴き込むほど、どんどん吸い込まれて行く平沢進作品の代表作だと思います。
ゴールデン☆ベスト P-MODEL「P-MODEL」&「big body」
いいとこ取りの一枚だと思います。
『P-MODEL』(92年)と『big#body』(93年)は、傑作だと思います。
P-MODELを聴かれたことの無い方にとって04年となっては若干古いと感じられる方も居られるでしょう。しかし、緻密でハイスピードなテンポ
決して古くは無いと思います。
残念ながら両作品ともに入手が難しいようですのでこちらをお奨め致します。
作風としては、テクノポップであります。
細かい電子音がふんだんに盛り込まれて、深みがあります。
『P-MODEL』(92年)と『big#body』(93年)の両作品を一枚にしたものですので、それぞれのレビューは各々のレビューとして書きました。
参考までに見てやってください。
現代思想2011年9月臨時増刊号 総特集=緊急復刊 imago 東日本大震災と〈こころ〉のゆくえ
中井氏に限定した案内。
責任編集者の斉藤環氏による中井氏への質問が9ページ。
インタビューではないのは、質問を連ねた紙を前に中井氏が
答えるという形式だから。
本人がいたならここをもっと突っ込んで聞いたろうにという
物足りなさがある。仕方がないんだろうが。
質問6が中井氏が統合失調症からPTSDに仕事の重心を移された際に
たとえば臨床感覚の変容のようなものがあったのかどうか
というもの。
中井氏はさらっと否と答える。そうなのか……
質問の山場はココ。さらっとしてるけどココ。
中井氏の追記が4行添えられてて、いかにもな内容でホロっときた。
「こころのケア」とはなにか、という中井氏本人の文が11ページ。
文が固いなあと思ったら当然だった。
初出が「兵庫県ヒューマンケア研究機構年報」7号2001
中井久夫の名文にナデナデされたいと思ってる人には物足りないでしょう。
私は引退されてから多くなった昔語りが興味深いので買ってよかった。
中井久夫と香山リカと神田橋條治が同じ目次に並んでるって凄い。
TEAC 骨伝導ヘッドフォン TEAC HP-F200
この製品を初めて聴く人は「なんだ、低音が出ないしどこが凄いの?」と思うでしょう。
骨伝導ヘッドフォンは第2の聴覚なのです。この不思議な感覚はどう表現していいか分かりませんが、両耳でしっかりと周りの音も聴けて、骨伝導で音楽を、またオーディオブックをしっかりと聴くことが出来るのです。
私は他のメーカーの骨伝導ヘッドフォンも使いましたが、この製品はとにかく高音が素晴らしく綺麗です。
星ひとつマイナスはやはり価格。もう一息、頑張って欲しいところです。
私が夢見た「優」
著者のブログで読み感動し、
本が発行されるとの事で感謝の意味で手元に置いておくつもりでしたが…
届いたその日の内に再度読み終えてしまいました。
これほどに感動する作品に出会ったのは珍しく、
こういう作品が是非沢山の人の手に渡ってほしいと思います。
「恋愛」だけを描いている作品ではありませんし、
重大な問題が起きるわけでもなく、
様々な事柄を交えながら綴られて行く、彼女の数年間の恋の模様。
その最後に感じるのは人の、生命の温かさ…
本当に大事なことを、感じさせてくれる本だと思います。