世界がもし100人の村だったら
以前授業で子供たちにこの本を見せました。
教科書で世界の現状を伝えるよりも、この本を見せるほうが自分のこととして捕らえられているようでした。
「食糧危機」「戦争」など、どこか自分とは関係のないところで起こっていることではなく、自分も世界の一部なんだと考えるきっかけになったようです。
日本で生活していると、見えなくなっていることが、この本を通して見えてきた気がします。
逢いたい
すっかり両A面かと思っていた。それくらい両曲それぞれシングル級であり、両曲合わせてひとつのシングルとも言える。
「逢いたい」と「みらい」。過去への想いと未来への想いが見事にカップリングされているシングル作品だ。
小細工に頼らず歌で勝負しているようなしっかりとした歌である。北川の歌が安定してきた分、岩沢の綺麗な声になると若干迫力に欠けるのは仕方ないが、ハーモニーは抜群である。
どちらも静かなオープニングから大きく展開してゆき、ピアノやストリングスによってメロディーの美しさが際立ち壮大なテーマを盛り上げている。アルバムに収まることでさらに広がりそうだ。特に「逢いたい」は北川にとって指針となる重要な曲であり、どこに収まるかによってアルバムカラーをガラッと変えてしまうのではないか。
というわけで、そろそろアルバムの話が聞こえてきてもおかしくない。これまでのシングルを並べてみると1曲で存在感のある曲が多く、自ずとアルバム全体像は大味になりそうな予感もある。例えばバランスの悪いアルバム「1〜ONE〜」がそうだったし、名盤「WONDERFUL WORLD」の後だけに期待と不安が半々という感じだ。
それでも「みらい」の地に足の着いた確かな感触と、最近の積極的な活動にゆず自身の充実ぶりも伺える。原点回帰は必要ない。ただ次を楽しみに待ちたいと思う。
ハロー・サッチモ!~ミレニアム・ベスト
このアルバムはむしろジャズなんか聴いたことがない人にオススメ。どこかで聴いたCMソングのメロディにふと耳を傾けてしまうことでしょう。若い人は「この素晴らしき世界」「ハロー・ドリー!」は聴いたことが絶対あるし、中年(失礼!)は「聖者の行進」「バラ色の人生」「ムーンリバー」に懐かしさを覚える・・・。一家団欒が失われた今、リビングでこのCDをかけたならじいちゃんばあちゃん、父さん母さん、中高生まで共有できてしまう素晴らしさ。普段疲れてるサラリーマンのお父さん、僕のように寝る前にこのアルバムを聴きながら眠りませんか。きっと癒されると思いますよ。どなたが買っても絶対幸せな気持ちになれる、限りなくオススメの1枚です。