本当は知らなかった 日本のこと
○日本は「美しい国」? それともスバラシイ国?
そんな問いかけに対する自らの答えを見つけるのに、
一つの手がかりとなる書とでもいえましょうか。
ジャ−ナリストとして研ぎ澄まされた感覚で、
過去の出来事や世界の動きと関連させながら、
日本の戦後、そして今を語ります。
○ジャ−ナリストに求められる三つの“観”<人間観><歴史観><比較文化観>
いずれも仕事や読書、映画、音楽、見聞や旅行といった具体的な実体験で形作られる
とのこと。これは<思わぬ出来事がつながっていることを見抜く力>でもあり、
私たちにも当てはまる貴重なキ−ワ−ドだと受け止めながら、読んだしだいです。
真夜中の弥次さん喜多さん DTS スタンダード・エディション [DVD]
が好きです。柄本さんとのやりとりがよかったなぁ。
肝心の主役二人は頑張ってる感じが強くですぎてたかなぁ。
まぁでも脇役の皆さんが面白くてよかったです。
あとはZAZEN BOYSの音楽が素晴らしかった。
BGMに気を取られるくらい。
クドカン初監督作品という事で、やりたかったことが混ざってか若干突っ走り気味だけど、サダヲさんは演技上手いし面白かったです。
新装版 ほぼ日の就職論「はたらきたい。」
新装前の「はたらきたい。」を読んで、非常に面白かったので
こちらも読み、レビューを書きました。
内容としては すでに何かをしたひとや目標を持った方が
読むべき本であり、何もしたいことがなくとりあえず読んでも
きっと馬鹿げていたり理解しづらい点が多いと思います。
何かを発信するときには対象があるので、
この本の場合は前者なのだと思います。
すごくマイペースなのにぐっとくる感覚は、はたらきたいからです。
はたらきたくって、もっと前に進みたくて読む本です、是非!
VOW23
年1冊の発刊ペースが定着した感のある『VOW』最新刊。
ネタの質は他社の「バカ画像本」の追随を許しませんが、肝心のそのネタの数が、存在理由のわからないゲスト芸能人へのインタビュー記事等でで水増しされているように思われて仕方がありません。
前作までは「過去に掲載されたネタ」を引っ張り出してゲストにコメントをさせる「ネタの使い回し」がやたらと気になりましたが、前作・今作でも、吉村智樹氏のコーナーが明らかに浮いており、強引な「ページ稼ぎ」のように思われます。
また、本文の紙の質が悪くなっている(すぐに端から黄ばんでくる)ことと、掲載されているネタのダブリ(ネットで拾ったものと考えられる画像)、ネタ画像の解像度の悪さがとても気になります。
次回作である『VOW24』では、解像度が高くて見やすいネタ画像と本文用紙の質の向上、意味不明なゲストや面白くないコーナーの停止を提案したいところです。
あの日からのマンガ (ビームコミックス)
あの日、仙台市には甚大な被害を被ったエリアと、それほどではなかった―あくまで「比較的」、ではあるが…―エリアがあり、オレのいた場所も住む地区も、その後者に属している。しかしあの瞬間、ショッピングモールの上の階にいたオレは死を覚悟したし、その後しばらくの間、多くの人々が厳しい生活を余儀なくされた。
あれから、もう少し時間が経つと1年になり、街はほとんど日常を取り戻しつつあるが、オレの心の中には、答えの出ない問いがあり、いまだ癒されない傷がある。
忘れてはいけない。わかっているけれど、やっぱり忘れたいと思っている。
もしもあの時、何も起きないでいてくれたら、どれほどよかったか。
そういったこともあって、これまで震災関連の何かに自分から触れようとすることはなかった。
遅ればせながらこの本に手が伸びたのは、しりあがり寿さんの本だから、きっと軽い気持ちで読むことができそうな、そんな気がしたのだと思う。
そして実際、相当にヘビーな題材であるにもかかわらず、飄々(ひょうひょう)としたしりあがりさんの画風のおかげで、それほどつらい気持ちになることなく読み終えることができた。
こうして「この出来事をマンガに描く」というところに至るまでには、しりあがりさんの中でも葛藤があったことだろうけれど、その想いはこの本の中で、しっかりと昇華されたものとなっているように感じる。最後に収録されている「そらとみず」に、その答えのひとつが提示されているようだ。
東日本大震災に関しては、さまざまな写真集やDVDなどが発売されているが、オレにとってはこの本が、忘れないため、乗りこえてゆくための大切な一冊になると思う。
しりあがりさん。描いてくれて、本当にありがとう。
P.S.
個人的には「ジャーメイン・ジャクソンでもいいし」、がツボでした……。