指先にジェラシー (リリ文庫)
優れた容姿を武器に、適当な人生を送っていた碓氷は、仕事のミスが原因で、他部署のエリート・桐谷にこき下ろされる。その後目撃したものを脅すが話しているうちに、唯一の取り柄『恋愛力』を批判された碓氷は「あんたを俺に惚れさせてやる」と宣言…。って形で始まる話です。
桐谷さんの反応(白手袋のところ)がちょっと変で発想が面白い。
碓氷は激情型になりがちだけど、今回の件で少し大人になれてよかったね、年下攻めは基本好きですし。
変な誤解やいろいろ考えすぎて、散々すれ散ったりしてたけど、結構お似合いかもしれません。
でも社内恋愛、ばれやすいと思うよ、アイコンタクトや熱視線はセーブしなくっちゃね。
THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 -FIRST SEASON- 01 天海春香
アイドルマスター2、新シリーズ第1弾「天海春香」。
アイドルマスター2へ向けての新たなる挑戦、始まりました!やっぱり最初は、はるるんからというのがお約束。
トークは相変わらず。冗長な独り言、響と美希とのかみ合わない会話、激しいドジっ子ぶり……どれをとっても”いつもの”春香で安心しました。
きっちり最後にどんがらがっしゃーんも入れるあたり、抑えるべきツボは心得ているようです(笑)。
歌はどれも春香らしさがよく出ていて、文句なし。
新曲「START!!」は、新シリーズのスタートを飾るには丁度いい、元気全開の曲。春香に歌わせたのは正解でしょうね。
「世界でいちばん頑張ってる君に」――頑張り屋の春香だからこそ、の選曲。柔らかい声の春香にぴったりです。
「Tip Taps Tip」(Version Haruka)――全員共通の歌。ただし曲のアレンジは全員異なっていて、春香のこれは可愛く爽やかな曲調。ラップ部分が非常に上手く、なによりカワイイ。
「MEGARE!」(M@STER VERSION)――これも全員共通の歌。曲は同じなのでいわば課題曲。アイドルの生活を描いたような歌詞ですが、キャラによって随分印象が変わる歌なのは確か。
思ったよりはるかによく出来た内容で、一安心です。正直、ゲームよりCDシリーズの方が期待できるかも。……同時発売の響・美希のCDもよろしくお願いします。
My Private”Jealousy”
BELOVED以来のファンです。
前回のアルバム『GLAY』では肩透かしを食らってショックでしたが、こういったCDを待っていた甲斐がありました。
今回、私が通常版を購入したのは、DVDが不要だからです。
なぜなら、PVは公式Youtubeで見られるし、ライブ映像も今後(ネット限定ですが)販売されるからです。
また、4〜5年ほど前から限定版が現れ、それとともにDVDが付属してますが、10分程度のDVDの管理が面倒だと感じてきました。
当時は限定版に魅力を感じましたが、今では「またか」と思う程度で、むしろ不要だと思うようになってしまったのです。
・・・なんだかんだと辛口な話から入りましたが、以下にCDの評価を書かせていただきます。
勝手なレビューのもと、一人でも多くの方のご参考になれば幸いです。
トラック1(★5)
この曲を通して、ジェラシー(嫉妬)とはドロドロとして、絶え間なく繰り返されるものであるということを表現しているように思えます。重い曲であり、それでいて焦燥感(疾走感)もあるような。かつてのシングルで言う『I am』に似た雰囲気ですが、歌詞は直接的で伝わりやすいのではないでしょうか。盛り上がり過ぎない、という絶妙な曲調もなかなか魅力的です。
トラック2(★5)
これはまさしくGLAYのカップリング曲として、価値のある存在になりうる曲です。『誘惑』でも、『ASHES』でも、激しいA面の後のミドルナンバーなるカップリングが存在しました。これも、まさしくそうです。だからこそ「これをA面にすればよかったのに」と思えるほどの1曲目とのギャップと、聴く人を限定しない安定感を持っている曲だと感じられます。
トラック3(★3)
まさにGLAYサウンドと化しています。私はエヴァンゲリオンを全く知らず、曲も巷で聴いたことある程度です。これは率直にカッコいいです。
ただ、私自身がカバーという形態を嫌っているため、心の底からは評価できません。定評の曲を人気バンドが演奏、それで人気度を上げるのはたやすいことだと思います。ファンライブとはいえ、カバーをしてしまった彼らを見ていると、今後も人の曲を演奏していくのでは・・・という不安(たいていの人には期待でしょうか)が募るばかりです。よく言われる「GLAYらしさ」とは何なのか。少なくとも私の「GLAYらしさ」の中に、カバーは存在しません。
1曲目や2曲目のように、今までのように、ストレートに自分たちの楽曲を演じてほしいものです。好きな人はとことん聴いて、シビれる曲でしょう。しかし、いくらカッコいいカバーを聴いても、私は「さすがGLAY!」だとか思えないので(GLAYに限らず)、可もなく不可もなくとの評価とさせていただきます。
jealousy ―タクミくんシリーズ (あすかコミックCL-DX)
学年が上がり人目を気にしつつお互いを思いあう2人。
ダテ眼鏡とともにストイックに変貌したギイも
ジェラシーには勝てないんですね。
言わないと伝わらない思い。
切なく儚い、そして美しい内容です。
こんな内容なのに笑っちゃう部分もあったり!
オススメです。イラストも最高にステキだし。
ジェラシー [DVD]
原題はBAD TIMING。男と女がうまくかみ合わないことを意味している。でもタイミングが悪いのではなくて性格の違いが最大の要因。
サイモン・アンド・ガーファンクルのガーファンクルが役者をやってたというのをこの作品で初めて知ったが、線の細いインテリのアメリカ人精神科医を演じている。
なぜかそんな男に一目ぼれしてしまう女(メレーナ)を演じるのがテレッサ・ラッセル。キャサリン・ターナーにちょっと似ている。この女、美人でエロくてノリノリでとっても魅力的なんだけれども、好き放題に生きるということを信条にしていて、当然のことながら真面目なガーファンクルとはそりが合わない。
許せないことに若いメレーナには50代くらいの夫がいる。このオヤジもどうやってメレーナを手なずけているのか作品中では描かれたいないが、ガーファンクルには、「夫は愛していない。あなたが私の中心」的なことを言うくせに、ガーファンクルが一緒にウィーンからモロッコへ引越ししようとか、結婚しようとか真面目に申し込んでも、いつもはぐらかす。へんな男友達も多くて、平気で抱きついたりキスしたりするもんだからガーファンクルにはたまったもんじゃない。
ストーリーは、メレーナが自殺を図って病院に連れて行かれるところから、ハーベイ・カイテル演じる刑事の捜索という時間軸的に未来へいく話と、メレーナとガーファンクルが出会ってからの過去から自殺にいたるまでの話が、二重写しのようにかぶって展開される。
同じ場所、同じ状況はタイムマシンのように時間が行ったり来たりする。
でもデビッド・リンチの作品みたく難解ではないから安心してください。
流れる音楽もとても美しい。リチャード・ハートレイが音楽監督になっているので、ガーファンクルの作品かどうかわからないけれど、ガーファンクルっぽい。かみ合わないパズルを悲しくそして美しく演出してくれる。