紀香バディ!
紀香さんの、と銘打った割には、心を打つ?参考にしようと心動かされる部分は少なかった
かもしれませんね。
使用している化粧品は(コスメに関心の深い私ですが)知らないブランドもあって、参考に
なりましたが…。
紀香さんの写真集+美への心構え、といった感じに捉えて読まれると失望しないと思います。
ただ…レビューの辛い人たちのコメントは、若干首をひねるものも。
(もちろん、評価はそれぞれで当たり前ですので、頷ける辛い評価もいくつもありましたが)
他にたくさん美容本は出ていて、この本以上に陳腐なものも多々あります。
それに以前自分が出した美容本の焼き直しを出版しなおして、また稼ぐの?的な仕上がりの
本もいくつも見ました(評価は高めだったりするんですよねぇ…)。
どうも紀香さんが美しいのがコメントを辛くする要因なのかと思ってしまいました。
本の内容を冷静に分析し、この価格に見合う内容ではない、という判断のレビューは一向に
構いません…というか、歓迎です。安くないお金を払って本を買うかどうかの参考にしてい
るのですから。
ですが、あまりに感情的というか、藤原紀香という人そのものを貶めるようなレビューはい
かがなものかと。
レビューする人の品性も問われているのだと思います。
私に品性があるかというと、それはまだまだで、今後精進していかなくてはならない部分で
すが。
話が逸れましたが、結論としてこの本については。
普通。
紀香さんに興味のある人にとっては面白い本です。見ているだけでも刺激されますよ。
キレイな女性は、女性が見ていても気持ちいいモノ…だと私は個人的に思います。
ただ、紀香さんを美しいと思わない人(好みがありますからね…)や興味のない方にはお勧
めしません。お好きな芸能人または美容家さんの本を買われたほうが良いと思います。
遙かなる時空の中で 10周年記念 VOL.3~天の八葉~
高橋直純さん、そしてとくにヒノエが大好きなのですが、ヴォーカルコンプリートBOX(だっけ?)を持っているのでこのCDにはいっている曲は新曲以外全て家にCDがあり、発売してからずっと買うかどうか悩んでいました。
しかし最近「買わない後悔より買って後悔のほうがいい!」と思っていきおいで買ってしまったのですが、私は買ってよかったと思っています。
正直ヒノエの新曲のために買ったようなものなのですが、それがすごく好みで、聴いた瞬間「買ってよかったなぁ」と思ってしまいました。
でもやっぱりこういう売り方は好きじゃないし、1曲のためにこんな値段を払うと思うとあまり人にはすすめられないので☆は3つに。
遙かのキャラソンCDを買ったことがないという人にはいいと思います。 1〜3の天の朱雀、4の天の玄武の高橋直純さんは歌うのが本業のようなものなのでやっぱりとても上手いです。
キャラソンなんだけどキャラソンじゃないみたいな
余談ですが、これ、なんかへんなストラップがついてきましたw
コラボ…みたいな……これ、需要あるんでしょうか…せめてもう少し可愛ければよかったけどwww
ファッションは語りはじめた 現代日本のファッション批評
全体の方向性は、ファッション(業界)に批評の場を生み出すことや、ファッションの言葉に強さを与えることにある印象です。
まず、本書を構成するチャプターの概観をいくつか示すと、
最初に蘆田裕史さんと千葉雅也さんが美術・文学批評を例に挙げつつ、ファッション固有の論点を浮かび上がらせながら批評が目指すべき青写真を描こうと対談しています(1章)。本書中では理論編として捉えられると思います。
それに対応する形の実践編は、NIGO、UNDERCOVER、ANREALAGE、matohuの4ブランドを別の論者が独立して論考し(2章)、ストリート系/サブカル系とファッションが交差する地点として20471120やハトラ、渋谷・原宿系を考察する(5章)、という構成です(詳細な目次はフィルムアート社のHPで閲覧できます)。
なお、批評ではないものの、神田恵介さんや山縣良和さんを交えた特別付録的な異業界クロストーク(4章)はアイディアとエピソード満載で愉快です。
個人的に読み応えがあったのは身体と衣服の逆転的相関を論じたANREALAGE論と、複雑な文脈を含む西洋ジャポニスム現象への巧みな対応を描いたmatohu論です。
本書はファッション批評の序幕的なスタンスですので、総論系・理念系の話(ファッション批評は独自の言葉で記述されるべきだとか、同時代的なファッション論の積み重ねは将来のファッションの可能性を豊かにするなど)も時折り登場しますが、実際に展開される批評が読者の胸を掴むかどうかが一番大事で、本書のコアも2章のブランド論だと思っていたので良かったです。
Change Fashionでの坂部三樹郎さんと蘆田さんの対談『ファッションとファッション批評』(http://changefashion.net/interview/2011/06/29203045.html)や、山縣さんのANREALAGE論(http://changefashion.net/interview/2011/06/07202017.html)に興味があればきっと楽しめると思います。