デカルト入門 (ちくま新書)
デカルトの入門書としては最良のものだと思います。
何より彼の生い立ちからエピソードまで豊富に盛り込んで
あり全くデカルトを知らない人でもおすすめできます。
デカルトの科学思想、数学思想と哲学思想が密接に
結びついていることを理解できます。『規則』についての
分析は非常に勉強になりました。本書から更にデカルトの
諸著作にダイレクトにすすめることができると思います。
日本の心を唄う 現代日本歌曲選集 第2集
ヴェルディ・レクイエムの「ラクリモーサ」を独唱した際、あまりの絶唱に女声パート全員が涙を流し歌えなかったという逸話を持つ大歌手柳兼子が、老境に入って録音したレコードのCD版である。日本歌曲史の中に埋もれてしまうかと思われたこの録音が21世紀になっても聴ける。生きててよかった。往年の大歌手が声を失った代わりに到達したのは直接こころにとどく孤高の芸術だった。私も涙と共に聴かずにはいられなかった。遠くから聞こえてくる「いずれの日にか国に帰らん」の一節など、嗚咽とでもいおうか、望郷の一念をここまで歌い上げた歌唱を私は知らない。
クラシック名曲BESTツイン シシリエンヌ~フルート名曲集
CDの内容自体は私の好きな曲が詰まっています。評価5でもかまわないと思います。ただ、同じDENONの「クラシック名曲ツイン−8 ハンガリア田園幻想曲〜フルート名曲集」と中身が全く同じです。くれぐれも同じものを買わないようにご注意を。