Gish
この1stアルバムは名盤と名高い2ndや3rdに比べると、
やや荒削りで表層的な派手さもないために
「地味なアルバム」と感じる人もいるかも知れませんが
憂鬱で、どこか無機質なラウドロックと、
美しくも密かな狂気を感じさせるバラードとの
静と動のコントラストを非常に上手く使い分け
派手さが無い分、安定感があり完成度は高いです。
静寂の中にもどこか混沌とした♯10など
全編を覆うダークな雰囲気も魅力的。
歌詞、演奏、雰囲気、全てにおいて知的なバンドだと思います。
Smashing Pumpkins: Siamese Dream
サイアミーズドリームのギター譜。バンドスコアではないのでご注意を。
なかなか忠実に書かれているのですが、普段日本の楽譜に慣れている人は戸惑います。
日本の楽譜では見ない記号が多々あるからです。記号の説明は書いてあるのですが、なんせ英語なので・・・。
それでも弾きたい!という方にお勧めです。
Smashing Pumpkins: Vieuphoria [VHS] [Import]
~サイアミーズ時代映像です。ライヴ映像は一曲ごとに違うものです。ドイツでのライヴ映像ではビリーがなんちゃってドイツ語で一生懸命「コップ投げないで」と言っていたり、Slunkは若い森口博子や三宅裕司が司会のEXテレビ出演分です。Cherub RockとMayonaiseのアコースティック演奏は見ものです。ライヴ映像のほかにも、メンバーのカウンセリング風景や、インタビュー、何故かイハのマッサージ風景や愛犬、そしてライヴ会場に来ている人のインタビューや、The Frogsの映像なんかもあり、多種多様でまさにテンコモリなビデオです。
トランスフォーマー・オリジナル・サウンドトラック
他のレビュアーの皆さんはこのCDにスコアが収録されてないことを不満に思っている方もいらっしゃる様ですが、海外の映画のサントラでこういった歌ものとスコア盤の両方が出るのは珍しくないことです。
さて、内容の方ですが、これはスバラシイですね〜!! 洋楽が好きでこういったタイプのサントラもたくさん持っていますが、ここまで当たったのは初めてです。 何ていうか全体的に聴き心地がいいカッコいい曲ばかりです(人によると思いますが)。 12曲中8曲が本編で使用(しかも戦闘シーンやカーチェイスシーンなど目立つところでの起用も多い)というアメリカ映画のサントラにしては劇中使用曲数が多いのも評価できます。
先ほども言ったようにカッコいい曲が多いので映画を見ていなくても十分いけますが、当然本編を見てからの方が断然楽しめます。
これを機に気になったバンドの他の曲を聴いてみるのもいいでしょう。
ワールド・ウォー・III
ロードランナー・レコードから契約を打ち切られたため、レーベルが変わり、
ハイドラント・ミュージックからの国内版販売となっています。以下レビュー
全体的にファーストで多かった「恋愛系で明るい曲」がほとんど消え、
セカンドで多かった「ダークな曲」が占めたアルバムです。
個人的にはIn Another Lifeが好きなので少々期待はずれな感じもしますが、
これはこれでありかなとも思います。
ファースト〜今回のサードまで背景ストーリーがあり、今作はその最終章となっています。
深く連動しているようですが散在的で、それを読み解くのがこのバンドの醍醐味であり、
人気がここまで登ってきた所以だと私は思っています。
初回生産版ではメンバーへのQ&Aが付いていますが、
対訳がインターネットから見る方式になっています。ご注意を