まさか銀の鬼の続編が見られるとは思ってもみなかったので、凄く感激してしまいました!絵もそんなに変わってないし、お話も最高でした。早く続きが読みたいです!キュン太好きだ〜!
前作を越える怒涛の展開!! おすすめ度
★★★★★
朝日ソノラマより文庫版で「銀の鬼」(上・中・下)が発売されて約1年。
「銀の鬼」下巻の巻末に収録されていた、新たな物語の続編が「銀の鬼―目覚め―」です。
高校教師の島影十年(しまかげとね)に憧れる、普通の女子高生・ふぶき。
ある日ふぶきは十年に、長年胸に秘めてきた幼い頃の恐ろしい出来事を打ち明ける。
それは、銀色の鬼が人を喰い殺す瞬間を目撃し、
「大きくなったらおまえを迎えに行く」と呪いのような言葉をかけられたという
忌まわしい記憶。
しかし、十年こそが、ふぶきが恐れていた“銀の鬼”だった……!
二人の壮絶な愛は周りの人々を巻き込み、やがて衝撃的な結末を迎える。
というのが、「銀の鬼」のあらすじで、それから19年後のお話が続編「銀の鬼―目覚め―」
になります。
一度は終止符が打たれた物語ですが、鬼の性質とふぶきの神秘的な力を考えれば
続編が生まれても不思議ではないかなと思いました。
ふぶきに想いを寄せ変質者的に彼女を追い求めた流也が、本作でも重要な鍵を握ります。
それだけでなく、ふぶきへの報われない恋に身を焦がした近松君や、
魅力的な人物も新たに登場し、なんというかヒジョーに濃い!!
作者は十数年間のブランクがあることを本書のあとがきで明かしていますが、
絵もそれほど変わっていないし、素直に物語の世界へ入り込めました。
描き下ろしで「銀の鬼―幻の男―」という、「目覚め」のさらに続編も50ページ分
収録されており、読み応えは十分です。
いいところで終わっているので、次巻にも期待しています!
良い出来でした
おすすめ度 ★★★★★
届いてからずっと気に入っています
。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
ホント満点を付けても良い出来です。