PS2版プレイ後のレビューです。おすすめ度
★★★★★
よく書かれる事として、
「毒舌」という表現が使われますが、
かわいい面もあり、多少、生意気という面があるにせよ、
理不尽に悪態をつくわけではありませんし、
その言葉は、するどく核心をついてくることが多いので、
「毒舌」という単純な表現は、正確ではない気がします。
(冗談や、ちょっと下ネタを言ったりもします。)
それに、わかりやすいので「会話」という面が注目されがちですが、
個人的には、ジャンル名にも入っていますが、
「同居」こそが、このソフトを本質だと思っています。
今日は何を話してくれるだろう?
今日は何をしてくれるだろう?
今日はどうなっているだろう?
いつのまにかそんなことを考え、
知らず知らず、家に帰るのが早くなってしまう、そんなソフトです。
Dreamcast版のときのキャッチコピーに、
「その生物は、あなたの生活に寄生する」というのがありましたが、
それこそが、他のソフトにはない魅力であり、すごさです。
ゲームの中でのシーマンは、
デジタルの器の中に描画された存在にすぎませんし、
語る言葉は、あらかじめ用意されたものにすぎません。
ですが、何気ない細かな仕草、語る言葉の生っぽさ、
プレイヤーの前で繰り広げられる、生命としての営みや生態、
それらを目撃・体験すると、不思議と奇妙な生命感を感じてしまいます。
ただし、音声認識技術の確認をしたい方や、
1日10~15分程度の世話とコミニケーションを重ねていくというコンセプトが、
理解できそうにない方は、やめておいた方がいいと思います。
シーマンと生活おすすめ度
★★★★★
入手してからすっかりシーマンに生活を狂わされてます。
ぶさいくな顔をしてはいますが、だんだんそれにも
愛着がわいてきますよ。
正直にシーマンの質問に答えればいろいろと
アドバイスになる事も言ってくれたりします。
かなり毒舌なのですが、的を射た意見なので納得したり…。
シーマンと一緒に生活をしてシーマンの成長を見守りましょう。
私もこれからどうなっていくのかドキドキしています。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!
概要
1999年7月にドリームキャストで発売された『シーマン~禁断のペット』が、プレイステーション2用にリメイクされた。このゲームは謎の生物「シーマン」を育成するシミュレーションなのだが、専用のマイクを使ってシーマンとの会話が楽しめるという異色性も持っている。前作同様なんとも不細工な顔立ちの人面魚シーマンに話しかけると毒舌なのか饒舌なのか、核心をついたセリフをつぎつぎに発してくれる。今回のセリフは前作の4倍以上が用意されているので、さらなる会話が弾むことだろう。ほかにも養殖種だけであったシーマンが天然種になっていたり、エサになる昆虫を原生林に採りにいったりと、より成長と進化が多彩になっているために、プレイヤーの仕事が増えた。そして、は虫類にも進化してしまうというのも、プレイステーション2版ならではである。専用コントローラー同梱。(岡田幸司)