ドラマCDの第三弾。今回はゼロスとクラトスおすすめ度
★★★★☆
このCDでは、プロローグからクラトスとユアンの現在。そしてゼロスのその後からはじまっています。
私は前2作のCDはもっていないのですが、レビューを読ませていただいた限り、過去を中心として描かれているのに対し、このCDでは、現在においてロイドとコレットがゼロスの足跡をおい、そのなかで彼の過去が語られるような展開になっています。その間にクラトスとユアンの話が入り、『世界』ということについて両者の見解が入る展開になります。
ストーリーについては、まずゼロスのファンの方なら、度肝を抜かれること請け合いでしょう。神子としての重くつらい過去を背負って生きてきた彼の未来がこんなものでいいの?!と思ってしまうと思います。私はいきなりの話で、心臓が止まるかと思いました。それくらいびっくりします。
エンディングの方では、きちんといらっしゃったので安心しましたが。
クラトスについては、ゼロスの話のおまけのような感じがすこししました。本懐をとげてデリス・カーラーンへ旅立った彼だったので、思い起こすことはない、というような雰囲気がありました。けれど、アンナとのからみがもう少しあったらよかったな、と聞いてて思いました。
今回がゼロスとの共演だったのも、出番が少ないことの影響なのかもしれませんね。
主要人物の中でも、濃い過去をもっている彼と一緒ならば、焦点があちらにいってしまうのも頷けないことはないと思いました。
ストーリー等を評価するなら、他のテイルズドラマCDと比べても群を抜くクオリティーの高さがあります。聞いて損はありません。(特にゼロスとセレスの会話は秀作です)
ただ、やはりクラトスの出番が明らかにゼロスと比べて少ないので、キャラのバランスを考えて★4つで。
ロイド、コレット、ゼロスが主役おすすめ度
★★★★★
前の二枚と違い、今回は一貫したストーリーとなっています。
登場人物はロイド、コレット、ゼロスを中心に、クラトス、ユアン、セレスなど。ゼロスとクラトスの過去を描写しつつ、シンフォニアの根源的なテーマを鋭く描き出した傑作と言えそうです。
ただし、前二枚と同じく辛い場面、泣ける場面が多いため、のんびりほのぼのは期待しない方が賢明です。
初回特典の声優さんのコメント。今回はゼロス、クラトス、ロイド、コレットそれぞれの声優さんが色々と語ってくれて、なかなか聴き応えある内容になっています。その声優さんを知らない人にも楽しめるかと。
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。TOP100ランキングに入っているのでご存知の方も多いと思いますが、
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。