少女ファイト(6) (イブニングKCDX)
日本橋先生の作品はもちろん全て読んでいますが、その魅力はなんといっても、愛。
友情、兄弟愛、親子愛。
少女ファイトで際立つのは、2年生の先輩たちの愛。
入れ替わり立ち代りで問題を抱え落ち込む後輩たちを包み込むように励ましフォローするキャプテンとサラ先輩。
心情を察して的確な言葉をかける二人によって黒曜谷女バレは成り立ち、春高優勝目指して進んでゆくのでしょう。
今回も、そんな先輩たちの気遣いに涙せずにはいられません。
少女ファイト(7) (イブニングKCDX)
特にワキから肘に伸びたあたりなんかもう言うことない。
本当に病弱なのか?ってくらいにこの俺を挑発してくる。
店頭で特装版もあったけど、こっちはなんかむさっ苦しいヒゲが写ってたから、思わず通常版だけを手にとってレジへと進んでしまった。
これまでの表紙絵のなかでもこの巻は群をぬいて素晴らしい。特装版もこの表紙がよかったな。
え、内容?うん、まあ鏡子先輩と仙石キャプテンがメインのような巻だったからね。恋もスポーツも熱い漫画だわ。
少女ファイト(3) (イブニングKCDX)
賭博バレーでコスプレなど出てきて一時はどうなるかと思いましたが、それを覆すほど良い台詞が詰まってます。
日本橋さんの漫画は読むと「私もやろう!」という元気が湧いてきます。
少女ファイト(8) (イブニングKCDX)
トラウマを露わにし、仲間に支えられつつ自身の成長とともに乗り越えるという展開はいいと思うのですが、
どのキャラにもこのパターン適用だとさすがにマンネリです。
スポーツというテーマでありながら緊迫感も臨場感も爽快感もなく、題材の意義も乏しい。
以前は連載を追ってましたが休載も多いため、今この漫画に夢中になることはありません。
刊行ペースを見ると非常に苦慮されていると思いますが・・・
素晴らしい漫画家な分、現状の内容を見るととてももどかしいです。
期待はしています、もっと面白くなるはず。
G戦場ヘヴンズドア 3 (IKKI COMICS)
自分の思い入れの深さならば☆を5個入れているが
他人に勧めるとしたら、☆4となるだろう。
作品としては、すばらしく練りこんであり
ある意味では、作者の最高の到達点といえるかもしれない。
漫画家を志す人間やものづくりを志願する人間の心には
かなり奥深くザクザクと刺さってくるセリフがあり
心の奥をえぐられる様な感覚にとらわれる。
作者は否定してはいるが、現代版の【まんが道】と
言っても過言ではないのではないだろうか?
作者特有の、青く熱い青春の物語を感じたい方は
ぜひ読んでみるといいだろう。