K2~栄光と悲劇の物語~
1988年リリース。超絶技巧鍵盤奏者:ドンエイリーの初ソロアルバム(ってこれだけですね、笑)・・・感覚的にはリックウェイクマンあたりのコンセプトアルバムですが、内容は正直中途半端。レインボーファンよりは、コラシアムIIファン向けかな・・・キーボードは、勿論バリバリ弾きまくりです(おそらく当時最先端のYAMAHA DX7がクレジットされています)。参加メンバーは、ゲイリームーア(G)・キースエイリー(G)・ローレンスコトル(B)・コージーパウエル(Dr)・ニキアラン(Dr)・クリストンプソン(Vo)・コリンブランストン(Vo)・人見元基(Vo!)・メルギャレー(Vo)・・・13曲目での人見様、あなたは偉大です(堂々たる歌いっぷり)!!ゲイリーは、2・5・13・14に参加・・・「SONGFORAL」2バージョンは、泣き全開でオススメです!!7曲目のラストは、コラシアムIIの再利用でご愛嬌(笑)。最近は輸入盤(HP限定?)でボーナス入りがリリースされているようですが、国内での需要も潜在的にあると思うので紙ジャケあたりで出して欲しいものです。
ライヴ・アット・モントルー 2011【通常盤/日本語字幕・日本語解説付】 [DVD]
バンド40年の集大成といった内容で、長年のファンとしても満足の内容。
元々、クラシック指向の強いバンドなので、今回、オーケストラの共演でも、よくマッチしている曲が
多いと思った。
ジョンロード氏の飛び入り参加がないのが残念。その分、ドン・エイリー氏が頑張っている。
彼もなかなかのテクニシャンですね。指揮者が彼の演奏を興味深く見ていた。
映像・録音ともに高いレベルで、見ていて楽しめた。
リッチーが今頃、もう1回やりたいと言っているらしい。実現できれば楽しみ?
ステージ上のスペースがかなり狭そうですが、配置がかなり工夫されていて、
指揮者を中心に、その左右にはドン・エイリーとイアン・ペイスが陣取っているのが興味深いです。
全曲でオーケストラが共演しているわけではありませんが、
ドンの指運を指揮者や楽団員たちが真剣な眼差しで見ています。
そしてパープル独演の間、楽団員たちの多くが自然と体がノリノリなのがとても印象的ですね。
クラシック畑の中にもパープルファンは実際に沢山いますからね。
意外にも、オジーの“ミスター・クロウリー”から始まりラフマニノフの“ピアノ協奏曲第2番”、
モーツァルトの“トルコ行進曲”などを取り入れたドンのキーボードソロと、
次に演奏される“パーフェクト・ストレンジャーズ”は、この日のハイライトではないでしょうか?
レインボウでのドンの活躍も既に昔の事。今リッチーがこの舞台にいないことも何か不思議ですが、
後任の人選(ドンとスティーヴの二人)がとてもしっくりはまっているので安心感があります。
相思相愛の演奏は質が高く、あっという間の楽しい時間でした。
最後のインタビューですが、イアン・ギランとロジャー・グローヴァーが語るリッチーの人柄、
イアン・ペイスの、自らの引き際のポリシー、そして意外にも、スティーヴとドンのサッカーの話題など、
各メンバーの素顔が垣間見れたのも良かったです。