Sound Drama CD WILD ADAPTER 05
コミックス第5巻の久保田・時任の出会い編です。
久保田が住むマンションの隣人である小学生・翔太は、ある日久保田が獣のような異形の右手を持つ青年を担いで帰宅する場面に遭遇する。塾通い、対人関係が疎ましく思える学校生活の中で漫画描きやゲームへ走る毎日に、やがて翔太は思いがけない事からその青年と打ち解けてゆくことになる。
一方、久保田は自分の名前さえも思い出せない青年に「時任」と名付け共同生活を始めるが、久保田の叔父・葛西は複雑な心境でそれを見守る。
コミックス同様、翔太の視点から描かれています。
本編・OPとEDのショートドラマ・新曲『泡沫』を収録。
ジャケットイラスト(裏表)・ショートドラマのシナリオ・新曲の歌詞は峰倉先生による書き下ろし。他、特典として同ディスクにPC用の壁紙データを3種類収録。
主人公らもですが、今回もゲストキャラや脇役の声優さん方の演技が素晴らしい。特に翔太の声優・松本恵さんは初のオーディション形式で選考されたそうで、まさに翔太そのものでした。
久保田役の森川智之さんと時任役の石川英郎さんが歌う新曲『泡沫』、こちらは今回もWILDADAPTERの世界観に相応しい曲となっています。
個人的に、殆ど気になるかならないかという程度に何箇所かで時任が少しうるさいようにも感じられました。
しかし全体的には文句無しです。星5つにさせて頂きました。
涼宮ハルヒの弦奏 [DVD]
ただ平野綾、茅原実里さんが歌ってるのが半分程度で、半分はオケのみなんで2人を目的に買うなら物足りないかも。
因みに平野綾さんは3曲程度 茅原実里さんは1曲程度歌っています。
あとは特典でステージ裏も20分程度収録されています。
Cue Egg Label 復刻版ドラマCD ファインダーの標的
記念すべき初★受けということで持っておくべき一枚です! 子安さんの麻見役もはまり役で違和感無いですし。 私的にフリートークがすっごく面白かったですよ!
スピカ~心が紡ぐ贈りもの~Ar tonelico hymmnos musical
とりあえずこれがミュージカルの分類になるのかと問われると、
正直なところ「ならない」と答えたいような気が・・・。
「クレア」の方はまだギリギリミュージカルだったと思えるのですが。
サブタイトルもちょっと「ん?」という感じ。
私は原作を知らないので、ゲームをやった人なら違う見方があるかもしれませんが、
所々ヒュムノス入りドラマCDとして聞くならそれなりに楽しめると思います。
涼宮ハルヒの消失 限定版 [Blu-ray]
京阪神に生まれ育った方は「京阪神」とひとくくりにされることをいやがる方が多いと聞いたことがあります。同じ京都アニメーション制作の「けいおん!」が、京都という街に流れるゆったりとした時間と風の匂いを感じさせるのに対して、「ハルヒ」TVシリーズが、ハルヒとキョンの軽妙なかけ合い、何よりもちゃきちゃきとしたハルヒの振る舞いに神戸界隈の雰囲気を感じさせて、なんとなく納得したものです。両者ともに言えるのは、妙な関西系方言を使うことなく、首都圏方言を基本にしてなお、京都と神戸界隈(東西に細長い地域なのでこう呼びます)の雰囲気の違いを感じさせるところにおもしろさを感じたものです。
ところが、この劇場版は冒頭こそおなじみのやり取りでスタートしますが、ある朝を境として、雰囲気が一変します。いつも見慣れた風景なのに、どこかが少しずつ違う……ヘンだ、おかしい、そんなはずはない、と思っている内に自分自身の存在を疑うようになってしまう――故・小松左京全盛期のSFをも思わせる語り口は、TVシリーズになじんだ人には違和感を覚えずにはいられないでしょう。
しかし、見終わって感じたのは、やはり良い映画というのは「基本のき」を押さえた映画でなければならない、ということを再認識させられた、ということです。いろいろなSF的ギミックをすべてはぎ取っていくと、ハルヒ・シリーズは古典的な“Boy meets girl.”の映画であること、TVシリーズが「大好きなキョンのことを、大好きと素直に言えないハルヒのさまざまな思いの物語」だったのに対して、映画は「鈍感なキョンの前からハルヒが消えたとき、ハルヒを大好きなことに気づいたキョンの物語」というシンメトリカルな構造になっていること、だからこそ、抜けるような青空とのりの良いEDとが良く似合うTVシリーズに対して、エリック・サティがよく似合う、少し陰鬱な語り口の映画になっていることもよく理解できました。そして、その間にあって、終始無表情な長門の存在は、キューピットであるが故に恋することの叶わない存在なのか……?
ハルヒ・シリーズのアニメーションをしめくくるにふさわしい作品といえるでしょう。