SEGA THE BEST スタンダード大戦略 電撃戦
このソフト。。。面白すぎ!!今までの家庭用ゲーム機での大戦略シリーズの中でもダントツ1位です。まず、進軍先が選べるのは、まさにプレーヤーに自由度を与えてくれました!グラフィックも綺麗だし、サウンドも良い感じですよ。 多少の個人差はありますが僕は好きです。 このゲームは2部作になっているので「電撃戦」のクリアデータを続編の「失われた勝利」に引き継ぎが可能なのでまた1からやり直す手間も省けますしね! あ!そうそう!クリアデータを使って「電撃戦」を最初からプレイ可能なのでご安心を。 ちゃんと計画的にゲームを進めて行けば「電撃戦」の一周目でもFw190や3号戦車J型もGETが可能です!もしかすると。。。ティーガー戦車も?! 大戦略シリーズお馴染みの捕獲も有りますよ!ご安心を。 今までの大戦略シリーズをやってきたプレイヤーの皆さんは不満に思う所もあるかもしれません。 ユニットの概念が変わりました。 今までなら10機で1ユニットでしたが、今回の大戦略は1機1ユニットです。 しかし、各ユニットには耐久力が設定されています。 例えば、ティーガー戦車なら耐久力がなんと60!!! なのでダメージが1の攻撃を喰らえば60回攻撃しないと撃破出来ない事になります!(兵器に設定されている攻撃力とダメージは比例しません) 1機1ユニットなので戦闘シーンは地味??? 以外に兵器の経験値や軍資金も思いの外、貯めやすいですよ。 僕はもう軍資金は800万を超えました!(8周目) よく、難しいと言われますが今までやってきた大戦略シリーズの中でもプレイしやすかったですよ。 あえて簡単とはいいませんが。 あ!大事な事を書くのを忘れてたソビエト戦は収録せれていません。独ソ戦は失われた勝利で なにはともあれ、このゲームは面白い楽しい!さあ!第三帝国の勝利の為に進軍を開始せよ。。。!
大戦略ポータブル Genki the Best
息子からPSPを取り上げたものの、うまく運用できずに困って昔なつかしいタイトルを購入。楽しめました。
欲を言えば、やはり武器は一兵器に2種類以上は欲しいですね。
以前やってたモノは輸送トラックが攻撃できなかったりしたのですが、今回はそれもできて感激です。相対的に歩兵が超弱くなってしまいましたが、これは仕方ないですね。
視界の効く偵察歩兵やジープみたいな高速偵察車があったりするともっと楽しいと思います。
大戦略WEB/みんなの冒険大陸カナン プレミアムパッケージ
戦術改造できないX-29ライセンスなんて使えやしない。運営さんどうにかしてくれ。
追記。3月7日、運営さんが占領能力訂正の見直して対応してくれた。占領能力が復活してプレミアム兵器として使い物になるようになりました。占領できる長射程兵器が欲しい方は購入の価値があります。
大戦略パーフェクト1.0 セレクション2000
もっとも基本的なターン式の大戦略です。基本的といっても沢山の兵器が出てきます。国家も八つ、操作も簡単でマニュアル何か見ないでも分かります。マップエディタもあります。PCにもそんなに負担がかからないのでスペックの無いPCでも大丈夫です。なんといっても安い!
幻想の平和 1940年から現在までのアメリカの大戦略
二〇三〇年代が近づくにつれて、日本は「アメリカが中国から守ってくれる」という想定の上に大戦略を立てることはできなくなる。日本は「アメリカが去った後の東アジア」という状況に対応できるよう準備を進めなければならないし、このためには自分たちの力で立ち上がり、国防の責任を背負うことが必要になってくる。
本書前書きで、著者のクリストファー・レイン氏はこう警告する。彼はいかなる根拠に基づいて、このように言い切るのだろうか。それを理解するキーワードが、「オフショア・バランシング(offshore balancing)」である。
レイン氏によれば、これまでアメリカの歴代政権が採用してきた大戦略は、「優越」(primacy:もしくは''覇権'”egemony)か「選択的関与」(selective engagement)であった。彼は、これらの大戦略に代えて「オフショア・バランシング」の採用を提唱する。
リアリストの系譜に位置するレイン氏は、「覇権」という大戦略のリスクとコストが増大していると考えている。彼は、自分の地域の外にまで覇権を維持しようとするアメリカは、このままでは過去の帝国と同じように手を広げ過ぎて国力が続かなくなり没落すると懸念するのだ。
これが、彼が「オフショア・バランシング」を提唱する理由だ。
「オフショア・バランシング」には、(1)将来ユーラシア大陸で起こるかもしれない大国間戦争からアメリカを隔離しておくこと、(2)アメリカが「信頼性を守るための戦争」を戦ったり、従属する国家のために不必要な戦争を行わなければならなくなるのを避けること、(3)アメリカ本土のテロリズムに対する脆弱性を減らすこと、(4)国際システムにおけるアメリカの相対的なパワー・ポジションと、戦略的な行動の自由を最大化すること──という四つの狙いがある。
この戦略では、ユーラシアの主要国に自ら国防の責任を負わせることになる。相手に責任を譲渡する戦略であるだけでなく、その責任を避けることを狙った戦略であり、ヨーロッパについては、アメリカがNATOから脱退し、ヨーロッパから軍事力を撤退させることを主張する。そして、アジアについてレイン氏は次のように書いている。
「中国に対して過剰に敵対的な政策の実行を避けることになる。アジア最大で潜在的には最も強力な国家である中国が、地域で政治、軍事、経済面で今までよりも積極的な役割を求め、しかも東アジアにおける現在のアメリカの圧倒的な状態に挑戦しつつあるのはきわめて自然なことであると言えよう」(401頁)
このような政策をアメリカが採用すれば、日本は重大な危機に直面する。これこそが、オフショア・バランシングの狙いなのである。つまり、アジア各国が中国の脅威に対して、自らバランシングを行う責任が生じてくるというわけだ。レイン氏は、次のように言い切る。
「アメリカは日米安保条約を破棄し、独立した大国として日本が必要とする、いかなる軍事力の獲得──これには安全な報復核抑止力や、日本が海上輸送ルートや東・南シナ海の領土主権を守るために必要となる機動投射能力も含まれる──をも手助けすべきなのだ」
こうした戦略が実際に採用されることはないと決めつけてはならない。すでに、オフショア・バランシングの考え方は、政策に生かされつつある。二〇一一年二月二十五日にはゲイツ国防長官がウェストポイントの米陸軍士官学校で行ったスピーチで、オフショア・バランシングを「アメリカの次の大戦略である」として提唱している。
また訳者の奥山真司氏が「解説」で指摘する通り、パトリック・キャレット元海兵隊大佐が提案した「キャレット計画」は、ユーラシア大陸から離れて本平洋のオセアニア周辺海域から中国を牽制する、まさに「オフショア」的な発想である。
「オフショア・バランシング」は、大統領選挙の共和党候補の座を狙うロン・ポール議員の外交戦略にも共通する部分がある。
本書は、アメリカの大戦略の転換を見据え、わが国の国防の在り方を再検討する上で、必読の一書である。
(『月刊日本』2012年3月号)より転載