Drowning by Numbers [VHS] [Import]
「ZOO」「コックと泥棒、その妻と愛人」のピーター・グリーナウェイによる相変わらずグロテスクで美しいドラマ。ビックバジェットなマニア向けイギリス映画を量産する彼の世界が好きな人にはたまらない映画です。この映画とケン・ラッセルの「ゴシック」にも出演したジョエリー・リチャードソンはハリウッドでも活躍していますが、そのフィルモグラフィーで特異な印象の女優さんになってしまいました。
Ufc 52: Randy Couture Vs Chuck Liddell [DVD] [Import]
Mike Van Asdale VS. John Marsh
Joe Doerksen VS. Patrick Cote
Joe Riggs VS. Ivan Salaverry
George St.Pierre VS. Jason Miller
Travis Lutter VS. Matt Lindland
Matt Hughes VS. Frank Trigg
Renato "Babalu" Sobral VS. Travis Wiuff
Randy Couture VS. Chuck Liddell
かなりの当たり大会。好勝負連発で、かなり楽しめる。
表のメイン、ウェルター級タイトルマッチと、ライトへヴィー級タイトルマッチは必見。
特にウェルター級のタイトルマッチは奇跡みたいな試合になります。
裏メインは2つ。
ひとつは崖っぷち同士のCote vs Doerksenの試合。
負ければUFCから転落してしまう者同志の鬼気迫る試合が展開される。
試合後の敗者の頭を抱える様子と喜ぶ勝者の差が残酷なほどに出た、好勝負だった。
もう一つの裏メインはBabalu VS. Wiuff である。
過去にリデルに負けて以来、連勝を続けUFCに帰ってきた
Babaluと、バリバリのへヴィー級から階級を落としてきたレスラーのWiuffの試合。
停滞気味のUFCライトへヴィー級戦線に風穴を開けることができるのか!?
いつもの長いOPがカットできるし、試合内容も○。これは買いです。
口づけは暗闇の中で (扶桑社ロマンス)
おもしろいです。読み出したら、ノンストップで読み終えてしまいました。
主人役は貴族ですが(ヒロインの出自は独特なもの)、舞踏会やお茶会の場面はなくて、庶民がたくさん出てきます。みんな生き生きしています。特に少年スリ団がとても魅力的に書かれていて、新鮮でした。
物語はヒーローの妹が家出したところから始まります。貧民街で彼女のカバンが見つかり、ヒーローはその地域にくわしいヒロインに助けを求めます。
ヒロインとヒーローは過去に因縁があるのですが、ヒーローは気づきません。私は気になりませんでしたが、ヒロインの少女時代の行動を苦手に思う方がいるかもしれません‥。
妹の居場所は最初から読者にはわかっていて、届きそうで届かないところがページを先に進ませてしまいます。ノリのいい文章で、クライマックスに向かっていきます。
サイドロマンスのような感じで、ヒーローの妹とスリ団のリーダーの淡い恋が描かれ、それは今後に期待度大です!
モリッシー&マー 茨の同盟
この本に興味のある方は既にモリッシーとジョニーマーに興味のある方たちだろうと思うが、この本にて、彼等の存在が自分にとって何なのか、漠然としていた答えが明らかになるかもしれない。
スミス時代はもちろん、知られざるモリッシーの過去や、両親の離婚、姉の恋人に対する嫉妬心、友人の死、ほとんど登校できなかった学生時代、シリアスな事もあれば、モリッシーらしくとてもユーモアのあるおもしろいエピソードも多い。
実はモリッシーは運動神経が抜群だったなど、おおよそ想像のつかないモリッシーがかかれている。
ピアノ、ギター、サックス、あらゆる楽器に手を出してはどれもものにできなかった少年が、自分は歌えるのだという事に気付き、ジョニーマーに出会いそれまでの事を鮮やかに乗り越えてゆく様は感情移入無しには読めないのではないか。
モリッシーの事をどうしようもなく愛したくなってくる。
声、才能、それを愛してしまいたくなるモリッシーの武器はこれなんだと思う。
スミスやモリッシーファンならば誰もが知りたいであろう10代のモリッシーがここには描かれている。
ちなみに少年時代のモリッシーやジョニーマーの写真も掲載されている。