シクロツーリストVol.6 旅と自転車
近年急激に愛好家が増えているロードバイク。
そのロードバイクを中心とした自転車の楽しみ方の一つであるロングライド(長距離サイクリング)。
そして最短でも200kmからのコースとなる(しかも200kmでは短距離とすら言われる)究極のロングライドともいえるサイクリングイベント「ブルベ」。
そのブルベの楽しみ方・面白さを、装備・コース・体験記といった参加者視点だけでなく自転車の作り手までも加えて紹介した、まさに「ブルベが解る」一冊。
よくある「取材して書いた」本ではなく「実際に走っている人が書いた」本であるだけに、面白さ・楽しさの臨場感がケタ違い。
実際にブルベを走っている人たちからも高い評価を得ており、ブルベを走っている人が読んでも面白く満足できる本に仕上がっている。
ロングライドが好きな人だけでなく「自転車で少し遠くまで行ってみたい」「センチュリーライドに出てみたい」といった「興味がある」「これからチャレンジしてみたい」という人にこそ、ぜひお勧めしたい。
シクロ [DVD]
1作目「青いパパイアの香り」で、静かで瑞々しいベトナムの美しさを描いた監督が、
それとは全く異なる美意識を提示している。
貧困、汗、食、暴力、官能、愛・・・ざわめく雑踏の表と裏を見つめ、リアリティを追求した映像からは、
フランスで育った監督のベトナムへの強い思いが感じられる。
登場人物には名前ではなく「シクロ」「姉」「詩人」といった象徴的な言葉があてがわれている。
彼らは何も語らずに、映画の中で、ただただ生きている。
擦り切れた心に絶望した「詩人」を懸命に愛す「姉」。
その純粋さに脅えるように、いっそう陰をおとす「詩人」。
貧しさゆえに、裏社会に蝕まれる青年「シクロ」。
引き裂かれる痛みのすべてが、容赦なく体中に伝わってくる。
これは本当に感覚的な映画なのだ。
混沌とした街のにおい、暑さ、疲労。
そして例えば、フルーツをほおばる時の一瞬の無邪気さまでもが、自分自身の体に伝わる。
美しく、力強い作品。
夏至 特別版 [DVD]
抒情的なムードで描かれる3姉妹の物語
全体的にたんたんとした展開で進んでいくのが
なんだか一昔の映画のよう。
愛と不倫は、どこの国でも永遠のテーマなのかも
ベトナムの淡い色合いと間に挟まれる歌が
なんともゆっくりとした映画・・