ESSENCE:THE BEST OF IPPU-DO
初期のパンキッシュなスタイルからジャーマン・ロックへの傾倒を経て
独自の耽美的な世界にたどり着いたバンドの変遷がわかるベスト盤。
一風堂といえば「すみれSeptemberラブ」ばかりが有名ですが、
実際はハードロック、パンク、ニューウエイヴ、テクノなどといった
幅広い音楽性を誇っていたことがわかります。
一風堂 五輪書―自分が主人公として生きる”河原流”人生の極意
ラーメン業界とは、こだわりの味と称し、職人気質がとても出る業界である。
であるからして、横のつながりはなく、一人一人が独自で自分の路線を広げて
行くばかりであった。
だが、河原社長は、この業界を根底から変えたと思う。
一つには、違う味、個性をとても大切に敬い、紹介する器量の太さ
二つには、いまどきの若者に「ありがとう」の意味を深いレベルで伝えたこと
だと思う。
他のラーメン業界の人も彼のあまりの器量の太さ、愛情に触れ、
自分が一個人で固まっていたことを自ら反省してしまうのだろう。
またラーメン業界という閉鎖的な業界でもこれだけ大きな世界が描ける
という夢を若者に提示したことには本当に頭が下がる。
この本はそんな河原社長のエッセンスが詰まった本だ。
河原社長にお会いしてお話させていただいたことがあるが、
一言一言にものすごい重みがあるし、ことばをとても大切にされていた。
その後、2週間ほど熱病にかかったような感じがした。
とても影響を受けた。だからこそ一風堂で働く若者は、
彼の生き方に惚れてしまうのだと思う。
少し読めばいかに力のこもった魂の書かがわかると思う。
博多一風堂・河原成美 凡人が天才に勝つ方法
自分の夢が見つからない人に
世に出回っている いわゆる「法則本」の類ではない(著者も冒頭ではっきり書いている)。
ひとりの人物の半生に的を絞ってじっくりとまとめられており、法則本にありがちな
薄っぺらさや押し付け感は全くない。
逆に、読む側に創造力を喚起させるテンポよく流れのある文章。
これから起業を考えている人に
河原氏が起業に至った経緯、現在部下とどのように関わっているか、そして将来への展望などが
非常に分かりやすく順を追って描かれている。
河原氏の語り口調をそのまま引用されている部分が多く、河原氏本人とお茶でも飲みながら直接
指南を受けているようにも感じられる、「本人の目線」に近い文体。
河原氏の生き方に興味がある人に
河原氏の半生が、かなり踏み込んで描かれている。
読み進めるのが辛くなるような、衝撃的な内容も含まれているものの、
家族への取材なども織り込まれた細やかな描写が、読む側をさらに夢中にさせる。
きっと粘り強く取材をされたのだろう。著者がいかに河原氏から信頼されているかを感じとれる。
結果として自叙伝以上に自叙伝らしい仕上がりになっている。
過去に出版されたいくつかの作品からも、この作家さんは、ひと癖ありそうな人物の内面を
巧くひきだすことに大変長けていると感じる。
総じて文章の運びがとてもよく、一気に読み進められる。
いろいろな読み方が出来るので、たくさんの人にお勧めできる本!
LUNATIC MENU
大ヒットした「すみれSeptember Love」が収録されているアルバム。1,7,11曲目がインスト。あとは歌入りだが、6曲目の「ジャーマン・ロード」もボーカルがかなり機械的に変換されていて聴き取れないので、インストと言ってもいいかと思う。8曲目の「ふたりのシーズン」は原曲とはまた違ったカバー曲。1曲目のインストはピアノの音が澄んでいて、朝の目ざめに聴きたい1曲。
MAGIC VOX 一風堂 ERA1980-1984(DVD付)
ネットでも店頭でも品がほとんど無かった時、偶然にもAmazonで発見、高額(…定価でも15000円!)にも迷わず即購入したのは大正解、まさに"お宝"BOXセットで、とっくに廃盤音源のCDを堪能しました…
生きの良い"ニューウエイヴ"が後期になればなるほど"JAPANぽい"耽美なサウンドに変わって行くのが改めて解りました…
特に期待していたDVD部分でしたが、元の画像の悪さはしょうがないとしても、PVや日テレ映像の"古臭さぁい"レトロなビジュアル・センスが、気恥ずかしくてとても観てられない… いやはやどうも、30年前の当時はとっても"オシャレ"だったんでしょうけどね。
土屋昌巳の映像としては、"JAPAN"「ザ・ヴェリー・ベスト・オブ」というDVDのオイル・オン・キャンバスLIVEでギターを奏でる姿が堪能できるので、是非そちらを御覧あれ…