エクゾスカル零 3 (チャンピオンREDコミックス)
荒廃した世界で目的を失ったヒーロー達の物語、第三巻
「覚悟のススメ」のパラレルストーリーとでも言える本作品ですが、
今回は主人公の「葉隠覚悟」よりも彼と同じ立場にいた戦士達に焦点が集中しています
人を守る使命を帯びて戦っていた彼らが、守るべき人々が見当たらない荒廃した未来で目を覚まし
何をするべきなのかという戸惑いや絶望が顕著に描かれている点が非常に印象的です
また、彼らの活躍していた過去が、まるで彼らが主役だった漫画作品が幾つも存在しているような形で紹介されていて
真面目に物語を語っているはずなのに、それが生み出すメタフィクション的なユーモアに思わず笑ってしまいました
これまでの単行本ではあまり、これからどうなるかという話がされていなかったので、この巻で急に動くような印象がありながら
二冊に渡って表されていた荒廃した世界の姿があったため展開をすんなり受け入れられました。
今後も期待して☆5つをつけて、バトル漫画が好きで「正義」という価値観について考えたい方に強くオススメします
覚悟のススメ 1 (チャンピオンREDコミックス)
濃い画風と、エログロ満載の敵造形。
血みどろの戦いの末、最後に勝ち得るのが人類愛となると、僕は最終巻に向かって万歳三唱しかできなかった。
画風以上に中身で語る、しかし魂の込められた1ページごとの熱さは尋常ではない。
近年のエログロの無意味さとは違い、この漫画の戦いには命を、血肉を賭けるに値する理由が、敵も味方にもあるというのが、いい。
見た目以上に超王道、しかし何かが違う、そんな傑作漫画だ。
シグルイ 15 (チャンピオンREDコミックス)
まるで文学作品を読んでいるような錯覚に陥る漫画でした。
非常に素晴らしい!このような作品を読めて幸せです。
この巻で遂に完結しましたが、最後は壮絶な形でした。
御前試合に勝って終わりと思っていましたが
まさかこのような形で、「良くも悪くも武士」になるとは
思っていませんでした。とにかく素晴らしい作品ですね!
エクゾスカル零 2 (チャンピオンREDコミックス)
善と悪ではなく、正義と正義とが激烈に交錯する物語、第2巻です。
九十九猛との決着、彼の信じた正義の衝撃的な末路を経てついに不毛の世界へと旅立つ葉隠覚悟。
今巻も山口イズム全開で繰り広げられる覚悟の旅路には、やはり全編を貫く痛みがあります。
彼を待ち受ける世界には、見えない敵との戦いや様々な出会いが待っていた。
新たなエクゾスカルや戦術兵だけでなく、ついに女性エクゾスカル・雪も登場。
死と荒廃のみが支配する世界で出会った、少女の可憐な姿に葉隠覚悟が起こすリアクションが面白い。
様々な伏線を張り巡らせた『エクゾスカル零』第2巻、山口貴由ファンは必見です。
S.H.フィギュアーツ 強化外骨格 零 -最終局面- 限定品
こういうコアなファン向けアイテムはWEB限定でも仕方ないと思いますが台座の台詞の字が間違っていたりどうにも詰めが甘い印象です。
覚悟の頭部はサンプル画像の物とは別物で全く似ていません、エッチング製の眼鏡もしっかりと装着されずにポロポロ落ちます、しかもいとも簡単にひん曲がります。
腹部、腕部包帯は原作通りに作ってありますが血の痕が無いので非常に淡白です。
左右赤熱化ハンドは通常の零にも装着可能で遊べる仕様ですが各パーツがポロポロ外れ易かった所は改善されていません。
ファンの方は通常受注で手に入れているかもしれませんが手に入れ損なった人はもう少し価格が落ち着いてからでも遅くは無いと思います。