私がアナウンサー
大失恋したときに思わず、手にとりました。きっと、逆境を乗りこえた人から何かを学び、自分も大失恋という人生で最初の危機から抜け出したかったのだと思います。でも、そんな甘い考えが、すぐふっとぶほど、すごい本でした。菊間氏の事故の事は皆さん、記憶に新しいでしょうが、復帰までの苦労を微塵も見せない菊間氏の明るい笑顔からは考えられない手記でした。事故に関する話がメインですが、私は、高校生時代や浪人時の挫折感、またフジテレビ入社までのいろんな経験や苦しみ、友情などの話に大変、感動と共感を覚えました。誰にでも隠れた努力や苦労があるということはわかっていても、毎日の時の流れに消え去ってしまうものです。「自分だけどうして」と自暴自棄になりがちな時にお薦めです。この本を読んでから、テレビで見かける菊間氏に共にがんばろう!と自分をも励ましています。
キクマの元気!―幸せの生き方レシピ
全体を通してすごく前向きになれる本です。自分がちょっと後ろ向きになっている時に読むことをオススメします!今は飲酒問題でテレビの画面からご無沙汰していますが、早く復帰して元気な姿を見せて欲しいと思います。
私が弁護士になるまで
基本的には、新司法試験の合格体験記だと思います。
新司法試験は、旧司法試験に比べれば、難易度の圧倒的に低い
ザル試験などとバカにされていますが、この本を読むと受験生の
レベルが高いため、今なお難関資格であることがよく分りました。
もちろん、超難関の旧司法試験に比べれば、大分やさしくなっては
いるのでしょうが。
私も難関資格の一つである、新試験制度の不動産鑑定士試験に
合格した経験があるので、試験勉強の大変さは分ります。
基本を重視し、覚える量を減らし、応用力で勝負。
すべての難関資格に共通する勉強方法であり、新司法試験受験生
のみならず、他の国家試験受験生も読んでみて損はない本だと
思います。
菊間さんのように一日15時間勉強する受験生もいるので、新司法試験
(それに限らず難関国家試験)は、甘い考えで勉強していては、
なかなか受からないということがよく分る本です。
私がアナウンサー (文春文庫)
事故のこと、身辺のこと、周囲の人に対する感謝。よく理解できたけど、1つ。意識がありながら、下の世話を親にしてもらうことのやりきれなさみたいなことが書いてあったけど、今もそう言う状況の人がこれを読んだらどう思うだろう?そうそう、そうなんだよね!って言うかなぁ?少々疑問に思いました。
受験新報 2011年 03月号 [雑誌]
本誌最大の特徴の一つは、前号掲載の誌上答練に詳細な解説が付されている点でしょう。以前の執筆者には「同様の事案で判例は・・・」と、判例紹介で事足りるとしていた方もおられましたが、現在そのような解説は見られなくなり、設問に具体的にどう答えるべきかの指針が明確に記されています(仮にそれが執筆者の支持学説に依拠した私見であったとしても、やはり答案の方向性は具体的に示されるべきでしょう)。
個人的な感想ですが、毎号、憲法・行政法・刑法・刑訴法に骨のある問題が出題され、添付の資料をどう読み込むのかの研究にも適した教材ではないかと感じています。
今月号のトピックとしては、菊間千乃氏の合格者体験記が掲載されています。随所に菊間氏の真摯な努力が垣間見える内容でした。
有名な存在であったため、無責任なウワサ話の類が少なからずあったと記憶していますが、そのような心無い誹謗に屈することなく合格を勝ち取った菊間氏には、無条件に祝福を送りたいと思います。