不信のとき~ウーマン・ウォーズ~ DVDBOX
林徹プロヂュース、演出、松下由樹とくれば大奥の現代版ドロドロ・・・と期待したのですが、対決までが長く、前半は盛り上がりに欠けた気もしました。バトルが始まって、視聴率もアップ。視聴者満足度では秋ドラマで3位だったとか。
浅井道子を米倉涼子、野上マチ子を松下由樹という配役は明らかに皆のイメージの逆を狙ったものですよね。しかし、やっぱり逆の方が良かった気がしました。主婦を演ずるのに、松下さんの方が現実感があった気がします。米倉さんが奥さんだと浮気してる場合じゃない気もするのですが・・・
石田純一が福田沙紀をくどいたらしい噂もあって、ドラマより石田純一恐るべし・・・と思っちゃいました。
不信のとき〈下〉 (新潮文庫)
テレビの終わりかたに、えーこんな浮気をした夫に、愛人に子供まで生ませたのに、こんな終わり方ってあり?きれいごと過ぎるぜと思っていたところ、原作は裏切らない終わり方でした。さすが有吉先生。そうだよ、現実はこんなものです。
不信のとき〈上〉 (新潮文庫)
テレビドラマ化されていたので、久しぶりに有吉さんの作品を読みましたが、40年近くもたっているのに古さを感じさせないのは、男と女のやることは変化していないということではないのでしょうか(笑)
大手商社に勤める浅井義雄は結婚して15年。だが、妻・道子との間に子供はなかった。過去二度も浅井に浮気された経験を持つ道子は夫の愛情をつなぎとめようと必死だった。そんな折、取引業者の小柳と銀座で飲み歩くうち、浅井はマチ子というホステスに誘われるまま一夜を共にした。それが自滅へ至る第一歩だとも知らずに―。男の浮気に対する女の非情な復讐を描いた問題作。
現代のように簡単に離婚できにくかった時代とはいえ、男としては、こんな復讐は勘弁して下さいと思ってしまいました。男性の方、その節はくれぐれも用心してかかるように!