苦役列車
多くの人がこの小説を読んで主人公の貫多に自分自身と重ね合わせてある不思議な満足感と共感を得たのではないでしょうか。ひとの心の奥底にひそむ黒っぽいドロドロとした何かがこの作品には表現されています。最近の芥川賞がいかにも優等生的な作品や人気集めとも疑われかねない美人女流作家の受賞が続いた中でこのような作品が受賞作となったことは正直胸のすくような気持がしました。人生の中ですべての人が一度は乗車する苦役列車に一生乗り続ける貫多は黒々とした力強い光線を放っています。
いのちのハードル―「1リットルの涙」母の手記 (幻冬舎文庫)
家族の絆は素晴らしい!そう思える1冊です。
「1リットルの涙」を読んだ時は、なぜ何に対しても一生懸命でいい子の亜也さんが恐ろしい病気に選ばれてしまったのか…と悲しさと無念で一杯でした。
でもこの手記を見て亜也さんは病気と闘い短い人生だったけど、この家族の一員として生まれて、このお母さんの娘として生まれて「幸せだった」と思いました。
どれだけ長く生きたかじゃない。
長生きしたからといって幸せとは限らない。
問題はどんな人生を生きたかなんだ、そう悟らされました。
たくさんの愛情に包まれた亜也さんの生涯は、決して不幸な人生なんかじゃなかった。
最後のページまで読み終えた時、そう思いました。
Apice アピックス 超音波式アロマ加湿器 SHIZUKU ホワイト AHD-010-WH
(1)機能性についての評価
★★☆☆☆
タンク内の水を加熱し、水蒸気として出す加湿器とは違い、水そのものを粒子化して
放出するため、粒子が大きく、気をつけないと、床がびしょびしょになります。
かといって、空気中が潤うかといえば、そんなかんじでもなく
ミストそのものが重いのか、空気中に充満するよりは、床に向かっておちるかんじです。
(2)アロマ機能について
★☆☆☆☆
エッセンシャルオイルをいれる小さなトレイが下の方にあり、そこを引き出して、オイルを垂らします。
香りの充満は、想像以下です。はっきりとした香りを出すには、たっぷりしみ込ませる必要があります。
香りを広げる目的では、無印良品の小さいアロマ加湿器のように、加湿器内部の水にオイルを垂らして出す方が
はっきりと広がります。
(3)その他(デザイン性など)
★★☆☆☆
デザインもいいし、きれいな明るさも満足なのですが、水が非常にいれにくいです。
タンクが変形なため、女性が片手で水道をひねり、片手でこのタンクをおさえている状態は
思ったよりも大変です。気をつけないと、転がり落ちます。
蒸発をさせるスチーム加湿器とはちがい、水の持ちはすごくいいです。
なので、1日に1回の水入れでオッケー。
内部の清掃をしないと、カビくさくなるのが、痛いところです。
やはり、スチーム式のほうが、潤うし、部屋が温かくなります。
カルキのフィルターが面倒なのですが、次はやはり、スチーム式を買います。
1リットルの涙 [DVD]
映画館で2回観ました。2回とも泣いてしまいました(/_;)。TVドラマの1リットルの涙は家族愛が中心で恋愛要素も少し含んで悲しいドラマになっていますがこの作品は母親と亜也ちゃんとの闘病記という内容です。TVでは無かったエピソードもあるのでドラマを見た人でも新しい感動があります。さすが映画!という内容で、とにかく泣けます!。主演の大西麻恵さんはTVドラマでも養護学校の同室の先輩役で出ている人です。大西さんの演技と表現力が素晴らしく亜也ちゃんの辛さや悔しさが映像から伝わってきます。ドラマは見たけど映画はまだっていう人には是非見てもらいたいです。泣ける映画を探している人にはお薦め!
ゆりちかへ―ママからの伝言
母から娘へ…伝えたいことはたくさんあっても、なかなか日々の生活のなかで、流れていってしまうものでしょう。この本は、女の子が成長していくなかで、壁にぶちあたったり、悩んだり…そんなことを一緒に考えたりできる、暖かい本です。
娘のゆりあちゃんへの本とはいえ、誰が読んでも、うなずいたり、じわ〜と考えさせられる。
女の子は誰もが思っていること、でも本として形になっていることってなかなかない。
母親世代の人はもちろん、思春期の女の子にもぜひ読んでもらいたい本です。