遠藤保仁がいればチームの勝ち点は117%になる データが見せるサッカーの新しい魅力 (ソフトバンク新書)
統計学でこれほどきれいにサッカーが説明できるとは想像もしていませんでした。
リーグ全体の傾向を見るための理論的な話と、
それを実際の選手の活躍にあてはめたらという具体例が
上手いバランスで語られており、数学が苦手な自分も
これまでのサッカーに関する直感が裏付けられたり、
驚きをもらえたり、たいへん興奮しました。
筋金入りのレッズサポである自分にとっては
原口のすごさに言及されていたところでニヤリとしましたが、
ガンバやグランパス、ベガルタ、ヴィッセルなど
多くのチームのサポーターにとって
応援してる選手たちの凄さをデータで再確認できることでしょう。
またクラスター分析や主成分分析といった大学でかじった解析手法について
サッカーという題材に適用した結果と解説を読むことで
ずいぶんと理解が深まったような気がするのも思わぬ収穫です。
サッカーのデータ分析に興味がある人も、
逆にサッカーを通してデータ分析の基礎を知りたい人にも
自信を持っておすすめできます。
萌え体験告白集 お兄ちゃん大好きForever (二見ブルーベリー)
読者の投稿した手記から特に妹萌えな体験談をセレクトし、まとめたものです。
全部で12人の話が一人一話収録されている。2,30ページほどの短編の集合であり、また文章も砕けた表現で読みやすく、さくさくと読み進められます。また、妹だけでなく、ボクっ娘・双子・ツンデレなどその他の要素も色々交じり合っているので、その中で自分好みの妹が見つかることでしょう。女の子視点の話も斬新さを感じます。一つ一つの話に全て挿絵があれば尚良かったのですが、メインである体験談はとても素晴らしいし、挿絵自体はとてもそそるものがあります。
間違いない思うことは、どの話を読んでも驚く。それはその体験を生み出した特殊な環境、妹の兄を想う気持ちの強さ、またそれ故の驚くべき行動力、そして家族の絆を越えた愛。この本は分類的には「官能小説」なのでしょうが、読んでいると、兄と妹の愛の育みは至極自然なものに思えてくる。お互いに結ばれたことを喜ぶし、読んでいる側の自分としても兄妹が結ばれたことを純粋に祝福したくなる。男女が惹かれあうことに兄妹も何も関係ないのだな、と変態なりに感慨に浸ってしまいました。
現実にこんな体験をしたお兄ちゃんがいたと考えるだけで、実生活に期待してしまいます(笑)。
全国の“お兄ちゃん”は買って損はないハズ。
ミラーマンVOL.1【DVD】
「ミラーマン」静かなる暗がりと鮮やかな光!闇よりの侵略者に立ち向かう異次元よりの使者、
彼は超人という名の人間であり、決して向かうところ敵なしのヒーローではない。
只、異世界よりの侵略者に対抗しうる力を、この地球上で唯一持ちえた者、それが彼だったのだ。
一人の人間 鏡京太郎として、鏡の世界の住人 ミラーマンとして
ひたすら懸命に生きるその様を、幼き頃の我等は「ヒーロー」と呼んだ、
怪獣と闘うミラーマンの姿も半人前と諭されながらひたぶるに頑張る姿も皆ひっくるめての「ミラーマン」の魅力である、
幼い頃、何度母の鏡台の前に立ち「ミラースパーク!」と飽かず叫び続けた事だろう、
水面や金属の鏡面反射にいつも「ミラーマン」のことを思い出した、
「子供番組」というカテゴライズの中だからこそ「大人の知らない秘密の真実」を、そして「いつか大人になって見返すときに伝わる想いを、」
40年の時が過ぎてもなお、色あせぬ「美しい巨人」は何度でも蘇って我等の前に現れてくれた。
この先、リアルタイムで視聴していた世代が皆天に召される時代が来ようとも、
彼は変わらぬ美しい姿で、新たな世代のヒーロー足りえるであろう。
「ミラーマン」、我等の英雄。
ミラーマンVOL.2【DVD】
主人公、京太郎の父(ミラーマン)や母(人間)への複雑な心中を描く第6話、第8話。(子供番組なのに、第8話での納谷さん演じるインベーダーのナレーションに「自己憐憫」なんてセリフが!)ウルトラシリーズではあまり描かれない家族関係の描写が新鮮。
子を思う親の愛情の強さを描く第7話(ひし美ゆりこさん出演)、御手洗親子をフィーチャーした第9話(このとき初めて分身怪獣マルチが分身する!)、「ウルトラセブン」をも彷彿とさせるSF色濃い第10話。
映画「ウルトラマンゼロ」に登場したアイアロンが、実は2代目アイアンがモデルだとわかる。