キリン名曲ロマン劇場 「さすらいの少女ネル」 DVD-BOX
「さすらいの少女ネル」は、キリン名曲ロマン劇場シリーズの4作品のうちで、背景の作画もしっかりしているし、シナリオ的にも面白いと思いました。お勧めです。
キリン名曲ロマン劇場「野バラのジュリー」 DVD-BOX
「名曲ロマン劇場」シリーズ全部を見ようと思い、他の作品のついでで買ったのですが、実際に全部見終わるとこの作品がいちばん楽しめました。世界名作劇場シリーズと比べても遜色ないほど面白かったです。はっきり言って名劇と比べたらいろいろ劣る部分が多いのですが、それ以上に主人公「ジュリー」の魅力が大きかったです。脇役のキャラクターたちもいきいきしているし、なにより「名曲」に偽りなく誰でもきいたことのある素晴らしい曲ばかりです。つくりに少々荒い部分があるものの作品にパワーがあるため気になりません。OVA1〜2本分の値段で13話見れると思えば安い買い物です。絶対オススメです。
キリン名曲ロマン劇場「巴里のイザベル」 DVD-BOX
少女漫画風のパッケージからは想像出来ないハードなストーリー。
名作劇場の様な系統のアニメかと思わせておいて、
登場人物が鮮血をぶちまけながら死にまくります。子供も、大人も容赦なく。
男の子向けアニメでもここまで血が出まくるのは少ないんじゃ無いでしょうか。
普段はロボットアニメを作っているスタッフが四苦八苦しながら
オリジナルの少女向けアニメを作っているようなイメージ。
やたら砲撃や爆弾による爆発の表現がこなれています。
緑色の顔の悪役や、カーロフという名前の大男(明らかにフランケンシュタインの怪物俳優、ボリス・カーロフから取ってる)など
同シリーズの野ばらのジュリー、金髪のジェニー、さすらいの少女ネルより振り切っている感じで面白いです。
1クールごとの連作なのにこれだけ作風が違うと、見てる方も混乱しただろうなぁ・・・
最終回で突然有名作家の詩を引用してくるところなど、作り手が結構ノリノリであることが伝わってきます。
全く初見の作品でしたが、ラストがちゃんとしてるので見て良かったと思えます。
オープニングをスキップしようとするとAパートまで飛ばしてBパートまで行ってしまうのはなんとかならなかったのか。
チャプター分けがこなれてないのが残念。