CAPTAINアリス(1) (イブニングKC)
26歳、まだ若手の副操縦士、ありす。
彼女は飛行機が大好き、操縦が大好き。何があってもへこたれない、ごく普通の主人公……
ではなかった。
誰しも死を覚悟する飛行機事故。上空3万フィートで全てのシステムが停止したジャンボジェットの操縦室で、
彼女の上げる雄叫びは「死ぬ程楽しいぃぃぃっっ」!!
事故を楽しみ、操縦を楽しむありすの、破天荒ジェット機操縦物語。
そもそも旅客用飛行機のパイロットの物語というのが珍しいが、
この作品の場合、小難しい用語も、分かりにくい状況も、全てありすのテンションで乗り切っている。
なんだかよく分からない中にもいつの間にやら手に汗握る展開になっており、
無茶苦茶な彼女のオペレーションにいつしかのめり込んでしまう迫力がある。
歯をむき出しにして笑う、どこか壊れた彼女の表情も面白く、
どんな(人命400人分がかかった)ドタバタが起こるのかと、ドキドキしっぱなしである。
手慣れた作画によるダイナミックな飛行機のアクションも見どころですよ。
これを読めば、飛行機が苦手な人もこれからは安心して飛行機に……
いや、もっと怖くなるけどね。
CAPTAINアリス(2) (イブニングKC)
半年ぶりの大望の2巻です。
自分の使命を理解し、尊い人命を救うため……
というよりも単に楽しいので進んで「事故が起こる」機体に登場するアリス。
ただ、前回の事件での評判などもあり、なかなかパイロットとしては搭乗できない状態。
そのため、ダイナミックなアクロバットが見どころだった1巻に比べると、今回の事件はちょっと地味かな。
離陸前の機内火災のお話が一本と、アリスの日常が垣間見えるインターミッションが一本。
そして次巻へ続くとんでもないミッションが一本。ここで終わられるのはなかなか辛いぞ。
とにかく、今回もアリスは「あの顔」を披露してくれますんで、相変わらずの倒錯っぷりを楽しみましょう。
BLUE SEED Blu-ray BOX【期間限定版】
1990年代アニメのHDリマスター化でのBD-BOX発売ということで、画質がどの程度か
気になってましたが、視聴したところ十分に綺麗なのが確認できました。
パッケージにも表記がありますが、デジタルテープマスターからのHD化だそうです。
ディスク構成は、TVシリーズ26話で4枚、Ver1.5とOVAで1枚、OMAKE THEATERで1枚、主題歌や
関連曲のCDで2枚の合計8枚。このBOXだけで、BLUE SEEDが全部楽しめてしまう内容です。
私個人としては、主題歌を収録しているCDが地味に嬉しかったりします。
同梱の36Pブックレットですが、そのほとんどがキャストやスタッフの対談話と、
主題歌関連曲の歌詞で構成されており、少し物足りない内容です。
どうせなら設定集とかも入れてガッチリ作りこんでくれてた方が、初見の方でもBLUE SEEDの
世界観にどっぷりとハマれるんじゃないかなと。ブックレットだけは残念な出来でした。
BLUE SEEDは、中学の時に1話2話でのヒロイン紅葉のパンツに惹かれて見続けていた記憶があり、
内容は結構うろ覚えでした。今回改めて見始めてみると、その面白さ、特に紅葉の濃い模様が
気になり、ついつい止まらずに1日で全話視聴してしまいました。
それと、うろ覚え以上に紅葉のパンツが描かれていたのを確認できました。そこそこグロ描写も
あるんで、昔のテレ東だから放送できたアニメだなと思いました。
BLUE SEEDの映像ソフト化は、ここ10年ほど全くされている様子が無いので、もしファンの方で
購入を躊躇されている方がいたら、是非、購入することをおススメします。
映像面に関しては非常に満足できる商品だと思います。
CAPTAINアリス(7) (イブニングKC)
まず届いて驚いたのは裏表紙の絵。
構図、2人の表情がとてもいい。
もちろん中身も。
ストーリー展開がリズミカルになって来た感じでワクワクさせられる。
中身の画があまりにも前巻とは違うので、絵を描いていたことのあるパートナーに聞いたら、主線(おもせん)が変わったとのこと。
アシスタントさんが変わったんでしょうか。
それとも・・・。
担当さんがN○Kでドラマ化しないかななんて文章を載せているようではあるが、お言葉を返すようで誠に恐縮なところではあるものの、大反対である。
その放送局で漫画からドラマになったものにろくなものがない気がするからだ。
高田先生、そして里見先生、そして担当さんや熱心な愛好家が創り出した絶品。
ドラマ化されたものを視聴してても原作を超えられないというか、すごくがっかりさせられてばかりいるので、申し訳ないところではあるが、ごめん被りたい。
とにかく、今までの全6巻とはまったく違う。これからも期待致します。Hi!
3×3EYES(24)<完> (講談社漫画文庫 た 15-24)
エピローグが楽しみで読みましたが、ちょっと蛇足ですね。
余韻を残して終わったはずなのに、あっさり10数年後とかやられてもな〜
でも本編は感動できますよ。10代のころはほんとハマってました。