柳家花緑の落語入門 [DVD]
落語にそれほど興味は無かったのですが、知らない世界を見てみようってな気持ちで見てみたんです。
そしたら、落語は面白い!
テレビに出ている売れっ子の芸人が安っぽく見えます。
ママの神様
室井サンの視点ならではのリアルな官能小説は、読んでいて取りあえず安定感がある。
スーパのパート先の店長が、夜のお勤め先(風俗店です)に偶然お客として現れるお話なんかは、かなり面白く読んだ。
・・だがしかし、今回注目せざるを得ないのはやはり、表題作・『ママの神様』であろう。
水商売のお店を切り盛りするシングルマザーの、一人息子に対する愛情・・。
幼稚園もいつも、遅刻ばかりだし、お弁当だって一度も作ってあげられない。
夕飯でさえも、開店準備に忙しい為、オリジン弁当ばっかし。
それでも、たとえどんな母親であろうと、子供にとっては「ママが一番!」
だし、また、逆もしかり。
母親にとって、子供というのは唯一の「神様」なのです。
ぎゅーーっっとしてあげる事。
それが一番の、子育て術、なのかもしれません。
死ぬまでにしたい10のこと (ヴィレッジブックス)
実際、本書を手にとって読んでいる間非常に幸福な時間を持つことができた。タイトルにあるように非常に切実な質問に、回答者が答えるという構成なのであるが、それほど、暗い感じではない。というか、むしろ、明るくポジティブな内容なのである。それぞれの回答者はそれぞれの人生を抱えていて、それを真摯に見つめ回答をしている。それが、2ヶ月後の死という追い詰められた状況で、一斉に輝き出すかのようだ。回答者がすべて女性ということで、やはり、「愛」や「子供」に関する回答が多い。男性の私としては、赤裸々な「愛」の告白に多少赤面する所もあったが、女性の(一風変わった人たちが多いにしろ)考えの自由さとおおらかさを知ることができたと思う。それぞれの回答者にはそれぞれの人生があり、優劣なんてつけられない。ただ、私の心にとても響いたものとして、酒井順子さんの「サマルカンドへ行く」というものがある。テレビで一瞬見た衝撃的な美しさに打たれただけのその場所に行く。なんてすばらしいことなんだろうと思った。
ママの神様 (講談社文庫)
私は、すでに子育てを終了した年齢の者です。読んで何か感じることが出来るのかな?と思いつつ読み始めた本ですが、共感できとてもよかった。30年も前の つらかった日々を懐かしく、思いました。頑張っている人は、励みになるし、私も、これから先を生きてゆくのに、元気をもらいました。
ああ〜ん、あんあん (集英社文庫)
エッセイだけどタイトルに惹かれ、ゆえにスケベ心で読んでしまった。でもさあ室井って子供いたけどダンナってあれえ?なんて思っているとそうだったのだ、室井の甘いとろけるダーリンとの生活と出産日記であった、後書きでこの本の全貌がわかるのもまた見もふたもなくおもろい。「ヤンキーの一夏の青春」を考えて見てください、どうです、そんな感じです。室井の青春の1ページなのだ。
だからそのつもりで読むと腹にもたれないでいてくれる。あまり構えちゃいけないのがこの本だ。これを読んで思ったことがある、同様の話し方をするというかメールで送ってくるヤツがいるが彼女は呑み屋の姉ちゃんである。ってことはこの本を読むと意外に呑み屋の姉ちゃんに「なかなかわかる兄ちゃんジャン!」と思われるかもしれない。うん、そう活用してみよう。
いや、まてよこれが室井のエッセイのマジックなのだ、男心をもてあそぶ文体なのかもしれない。