メタルモルフォーシズ~30周年記念アルバム・ジャパニーズ・エデシション
前作から2年でアルバム、
そして来日が決まったのはファンとしてとても嬉しい。
30周年記念として、
初期2作品のリ・レコーディングがまとめられている。
前作『SANCTUARY』で曲にパワーを取り戻した感があって、
今作にも期待して聴いたが、
サウンドは確かに新しくなったが…正直、楽曲が古臭い…
ドラマーが前作でパワフルに叩いてくれたベンジーが脱退し、
ゲイリー・マッケンジーが加入したが、
聴いている感じではブルース・ビスランドに似たタイプに感じる。
実際のサウンドはライブで確かめるとして…
このアルバムは初期ファン以外にはツボに入りにくいのではないかと思われる。
無論、Praying mantisに捨て曲なし、
記念盤というコンセプト踏まえ、
『買い』であるのは間違いないが、
今のメンバーの今の曲を期待するファンも多いと思うので
次のアルバムは早めにお願いしますw
※Burrn誌のレビューで"キーボードのキラキラ感が目立って…"みたいな
ことが書かれていたが、それは1曲目だけです。
1曲しか聴かなくてレビューを書いてるのか、あの雑誌は…
サンクチュアリ
7年ぶりに届けられた新作をひとことで表すなら「マンティス節全開」です。
名作「Cry for the new world」に迫る出来映えです。
今回のヴォーカル、マイク・フリーランドの、憂いのある少しハスキーがかった
色気のある歌声は、Mantisの音楽性とマッチしているように思います。
バラードなどでの表現力が増してくれば、言うことナシですね。
私個人的には、中心メンバーのクリス・トロイの透明感がある声が大好きなので、
クリスがVoで歌ってくれたらいいのにな〜っていつも思っています。
(ちなみに2ndアルバム「Predator In Disguise」のヴォーカルは彼です。)
さてさて、マンティスといえば「Can't see the angels」「Wasted Years」
「Best Years」に代表されるマンティス特有の泣きメロディが一番の肝だと
思うのですが、今回のアルバムは、それら代表曲に匹敵する泣きメロが満載です。
特に6曲目の「Touch The Rainbow」「Threshold of a Dream」「PlayingGod」「Sanctuary」は、マンティスファンにとってはたまらないでしょうね。
楽曲のバラエティという点ではアルバム「Cry for the new world」に今一歩及ばずなのですが、このラインナップで次回作が出てくれば、最高傑作がかなり期待できるのではないかと期待を残して★4つです。(^-^)
過去の作品と一緒に聴いて、楽しんでいます。
こういった好いCDに出逢うことが出来て、とっても嬉しいです。