王妃の離婚 (集英社文庫)
何年か前に、この作品で作者が直木賞を受賞されたことは知っていた
のですが、タイトルだけみて特に読みたい作品とも思えず文庫化されるまで
読んだことありませんでした。
それどころか、文庫化されたときも、適当に数冊選んで買った中に
偶然この本が入っていただけで、特に何の思い入れもなかったのですが、
読み始めてから、一気に読んでしまいました。
タイトルは歴史小説みたいですが、違います。
主人公の弁護士や、彼の恋人、他にも王妃様などの心の動きが実に
丁寧にかかれています。
ドラマCD ちとせげっちゅ!!
初めて聞いた瞬間『シゲさんの声が僕のイメージと違う』と思っておりましたが、繰り返し聞く内に『いや、シゲさんは絶対にこの声だ!』と思うまでになりました。ちなみに他のキャラの声は最初に聞いた時からから全くイメージ通りでした。
ストーリーも含め監督さん他スタッフの方々の原作に対する熟知度や理解度という点に関しては抜群に秀でていると思います。『原作のイメージを壊したくないから聞きたくない』と思われておられる方には特にお薦めです。
(続編も含めて)絶対に、聞いて損はないと思います。
ドラマCD「ちとせげっちゅ!(2)」
ドラマCDにも完璧超人・ちとせママ登場!
作品中最強の実力と性格とボディを持つ、いわばラスボス級のキャラ(違
しかも声優が井上喜久子とくれば鬼に金棒火に油!!(謎)
みさきちゃんファンならそれ以上にグッとくる話もあり。
きれいに耳掃除してから聞きましょう。
ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書)
武人の産地ガスコーニュからパリに上京し、武人として階段を登っていく男の物語。
縁故、売位売官、忠実、権勢家との結婚とドロドロとした世情のなか、一本筋の通った男は自らの人生を紆余曲折を経ながらも開拓していく。
超人ではない、ややもすれば普通の人の範疇に入るような男であるが、著者の著作により私のなかに造られた「ガスコン」というイメージにぴったり重なるのだ。
資料をもとに著者の考察が行われる形式ですが、とても読みやすい本です。また再読してみようと思う。異なる面が見えてくると思うから。
ファンタジックチルドレン 7 [DVD]
全7巻までにたどり着き、本当に出会えてよかった作品だと
改めて感じました。
4巻までで作品の舞台が明らかになり、それ以降にて本当の意味で
物語が展開し、真実が明らかになります。
そしてこの作品がもっていた真のテーマに出会えます。
涙なしにはこの作品を見ることができませんでした。
静かで上質な世界。丹念に描かれた背景の美しさ。
深い人間描写。重いテーマ。
何度も繰り返し見るに耐える作品です。