ターミネーター3 (角川コミックス・エース)
まず、著者のArk Performanceですが、外国人の方というわけではなく、二名の日本人漫画家が共同執筆しているそうです。
ストーリーは映画のものが大胆にアレンジされています。
残念だったのは市街地での大規模カーチェイスシーンがないなど、ストーリーの規模が映画より小さく感じられることです。
ただ、映画で全く描かれていなかった「精神的に追い詰められたジョン・コナーの立ち直り」がこの作品ではかなりしっかりと描かれていますので、読んでみる価値は充分にあります。
ジョンだけでなく巻き込まれてあわてふためくヒロインのケイトも大きく成長してくれますし、映画で適当に端折られていたシーンもきちんと描かれています。
絵も非常に綺麗かつていねいで、著者の意気込みが感じられることでしょう。
特に内骨格だけのターミネーター達が持つクロームメッキのボディはとても絵とは思えない美しさで再現されています。
また、T-Xが衣服を映画と同じ女性職員の制服に変化させてCRSに侵入する場面もあるのですが、この場面でのその暴れっぷりはもはや映画とは比較できません。
彼女が全身に返り血を浴びながら他の職員達を次々に殺していく姿はまさに究極のターミネーターといった感じで、映画でもこんな場面が見てみたかったと思えることでしょう。
それ以外にも、わずかではありますがサラ・コナーが登場したりと、細かな部分からも著者のターミネーターへの愛が伝わってくる作品です。
ターミネーター3 (角川文庫)
前作「ターミネーター2」でサイバーダインシステムズ社を爆破し、審判の日は回避できたように思えた。それから8年が経ち、ジョン・コナーの目の前に、再びT-850(アーノルド・シュワルツェネッガー)が現れた。今回の敵はT-X。体を自在に変形し、武器にすることができる。
「ターミネーター」シリーズの話を知らない人には、ちょっと背景が分かりづらいかも。でも、英語を忠実に再現しているので、ファンにとってはうれしい一品。「星4つ」にしたのは、ラストシーンがミシン目を切り取らないと、見れないから。ラストシーンをすぐに読ませたくない気持ちも分かるけど、ちょっと抵抗がある。
GHOST
某歌番組でダンスを見ましたが素晴らしかった。楽曲もとても格好良く、攻撃的なメロディに妖しい歌詞で文句なし。是非ダンスを見たいと思いPV付を探した所、一般販売品はない事がわかりガッカリ。(その後、フルPVを見る事が出来ましたが、ダンスはあまり収録されていませんでした。またまたガッカリ)せっかくあんなにクオリティの高いダンスなのに本当に残念。ダンスをバッチリ収めたPV付商品なら★10コでも良い位なのに…
ターミネーター3 スタンダード・エディション [DVD]
エドワードファーロングがどう成長したら、あんなにズッコケた顔面の大人に成長できるんだ。
風来坊の薬中でみすぼらしい男にする必要があったとしても、未来の司令官があの風体ではとてもじゃないが感情移入して応援する気になれない。
死んでも構わない、と思えるキャストを主人公にしないで欲しかった。
新型ターミネーターが女だった事もガッカリさせられた。
ターミネーター側に色をつけた事がこの作品の良さを木っ端微塵にしている。
クレアデインズもこういう役柄は新鮮だったのだが、今ひとつしっくりこない。
前作から時間が経過し過ぎた事もあり、物語の中で未来だった設定を現実が追い越してしまったのでこんな感じのストーリーでもまぁいっかって気はしてます。
絶対に避けなければいけなかった審判の日を避けられないっていう、大前提を引っくり返すような展開は嫌いじゃ無い。
キャスティングさえとちらなければもっといい映画になった筈です。