アルペンローゼ 1 (小学館文庫 あC 59)
第1部はともかく、2部はアニメ化に便乗した無理矢理後付した内容。
2部を最初から意識した伏線を張っておかないとこういう訳分らない展開になってしまう。
伯爵邸から激流に飛び込んで脱出したランディとジュディが身を寄せた下流の川岸の干草小屋。
ジュディが全裸になって人肌で凍えたランディの身体を温めるシーンがありますが、話の流れからするとここが
「2人が初めて結ばれるべきシーン」だったと思う。
目覚めてお互いの無事を喜んだその時こそ「2人が初めて愛し合う」のに相応しい場面。
2人は勿論、ごく自然にキスを交わし、性交し、結合して、全裸の身体が「一つになる」のです。
そうすれば2人の互いへの信頼・愛がひとつの成就という形になり、当然に避妊なしでの性行為はジュディのお腹の中に「2人の血を受けた生命が宿る」きっかけになる。
ジュディの実家到着後にジュディの妊娠発覚・・と繋がっていけば、2部で2人の子供が誕生して、明らかにドラマチックな展開になっただろう。
掲載誌が幼年誌故の制約か。残念な点だ。
炎のアルペンローゼ(1) [VHS]
ちゃお連載の漫画のアニメ版。
時代なのか、伯爵館を脱出して激流に飛び込んだランディとジュディが
下流の干し草小屋で一夜を明かすシーンで、ジュディが全裸になってランディの凍えた身体を
温めたところもしっかり描写しています。
ランディはズボンと下着履いたままですが、ランディも全裸にしないと人肌で温める意味がないのでは?
話の流れから目覚めた後はランディと初めて結ばれるべきシーンでもあるのですが。
幼年時代のランディの声が現代と全く同じというのはどうなのか。
セリフ棒読みじゃん・・・・・。
途中で打ち切られた作品で、DVD化はされておりません。
海外版では前述のシーンは問題なのかカットされているみたいです。
炎のアルペンローゼ 音楽編
放映当時は見ていなかった(と言うか、多分見られる環境下に無かった)のですが、当時はアニメ情報誌を読んでいたので、そう言う作品がある、と言うことは知っていました。で、最近ふと気になってアマゾンで見てみたらこれがあったので購入。因みに、最近まで羽健さんだと思っていました。
久石譲の音楽と言うことで結構期待していたのですが、80年代中期アニメ音楽の標準的な感じ、と言ったところで特筆するようなところは無し。作品に思い入れがある人には懐かしく胸に迫るものもあるのでしょうが、そうしたものが無い者にとっては、『久石譲の楽曲だから』と言うだけの理由で購入するとガッカリすることになると思います、私のように。
まぁ、こう言うものは、そう言う買い方をするものではないので、私の意見はあまり的を射ていないと思いますが、一応ご参考まで。
BEST of ANIMAGE
「魔法の天使クリィミーマミ」(昭和58年7月〜昭和59年6月)OP・ED両方、「キャッツアイ」第2期(昭和59年7月〜昭和60年5月)OP、「アルペンローゼ」(昭和60年4〜12月、原作・赤石路代)OP・ED、「魔法のスター・マジカルエミ」(昭和60年6月〜昭和61年2月)OP、それに「風の谷のナウシカ」(昭和59年3月)イメージソング1曲に「アリオン(昭和61年3月)」と「天空の城ラピュタ(昭和61年8月)」それぞれのイメージソング…、あと「超時空騎団サザンクロス(昭和59年4〜9月)」「超時空世紀オーガス(昭和58年7月〜昭和59年4月)」の関連曲もありますね。
「昭和58〜61年のアニメソングからの選曲」としては上出来ですね。変に1つのアニメ・シリーズに偏ってないですし(*^_^*)。