幸福な生き方
高価な書籍ですので購入するのに躊躇しましたが、
買って良かったと思っています。
西嶋和夫さんは、すでに90歳を迎えられていますが、
70年以上に及ぶ坐禅の実践と、曹洞宗永平寺を開いた道元禅師の著作である
正法眼蔵への研究に人生を注がれ、長年積み上げてきたものの結晶として
この書籍を書かれたのかな、と読みながら思いました。
仏教は理論的に非常に緻密ですから、どうしても専門用語を用いながら合理的に
説明が書かれていますので、素人の方は「すごく難しい本」と印象を持たれるかもしれません。
でも、西嶋老師が長い人生を通して体験してきたことと仏さまの教えがどう関係があるのかを
分かりやすく説いてありますから、少しでも関心を持った方にはお勧めします。
仏教の本は、1回読んですぐわかるというものではありませんので、
他の本も合わせて、何度も読まれているうちに、仏教の大体の輪郭が
お分かりになるのではないかと思います。
和田裕美の日めくり 毎日「あたらしい私」と出会う31のメッセージ
31日分のメッセージ、本当は最初は1日ずつめくって1ヶ月の楽しみにしようと思っていたのですが、
1日目のフレーズから、心にぐぐっとパワーがもらえて、次の日が気になり・・・。
気づいたら31日分、一気に見てしまっておりました。
全身アチコチから痛いところを突くといいますか、心をクリアーにして
今日、1日を迎えられそうな、洗練されたメッセージでした。
和田裕美さんは文章が私たちと同じ目線のような気がしてすごく共感できるので
不思議とそのフレーズが素直に響いて、よし!やってみようっていう気持ちになれるから不思議です。
心がデリケートな方とかに特にオススメです。
毎日和田裕美さんが提唱される「陽転思考」ができるフレーズ満載です。
幸せになる生き方
人から薦められて購入しました。
当たり前のようで、本当に心から深く考えることを避けていることを
容赦なく指摘してくれる本でした。
「生きる価値のある人生とは、自分の選択や生き方に責任をもてる人生だけ」
とか、
「残酷なくらい自分自身に素直にならなければ、生きる目的はみつけられない」
などなど。
著者の書いていることは、叱ってくれるお母さんの言葉のように感じました。
とにかく、ポジティブで、そのままのあなたが本当によいと思う生き方をしなさい、
と、叱咤激励されているようでした。
よくあるスピリチュアル本とは少し違って、愛情のこもった「厳しさ」を感じました。
引用は、どれも印象的です。
どの引用がツボにはまるかは人それぞれだと思いますが、人生の年輪を重ねるにしたがって
気に入るフレーズも変わるのかもしれないという気がしました。
いまの自分にとっては、これが一番ぐっときました。
「何でも愛するための方法、それは、そのものがいつかなくなるかもしれないと気づくことだ」
チェスタトンの言葉だそうですが、どんな人なのか、もっと知りたくなります。
引用句は、ちょっとしたブックガイドのように使える気がしました。
少しずつ、長く、愛読できる本だと思います。
The 決断 決断で人生を変えていくたったひとつの方法
大久保さんのファンで待ってましたと購入しました!
孫さんとも親交の深い方であるのは知っていましたが、
稲盛会長とのやりとり、読んでて少しはらはらしましたが
決断の強さ、自分は他の人と違う所はないが、
違ったところは「決断」してきたことだ、と言う。
決断にはレベルがあり、自分が常にどこのレベルで
決断してきたか、非常に分かりやすい本でした。
レビューとしては、個人的に悪しき習慣だと感じている
習慣に対して決断しました。
新日本紀行/冨田勲の音楽
発売後まもなく購入しました。『新日本紀行』テーマ曲はもちろんのこと、『勝海舟』、『文吾捕物絵図』、『蒼き狼の伝説』、『学校』、『二つの橋』、『青い地球は誰のもの』。私が小学生から中学生の時代に聴いた曲の多くが収録されており、とても嬉しいです。
演奏も、ややエコーが効きすぎかなと思うこともありますが、アレンジもよく、とても感動し、癒されます。こういうアルバムに出会えたことが幸せだと感じます。