統合失調症 正しい理解と治療法 (健康ライブラリーイラスト版)
患者の家族として、家族の再発後、数日して読んだ本でした。基礎知識のない患者の家族が初めて読むには最適の本です。図や絵が多用されており、非常にわかりやすい内容になっています。現在の状況から、今後、どのように対応すればよいかまで把握することができます。
まず、統合失調症の本を1冊読みたいという方におすすめします。
ビューティフル・マインド ― アワード・エディション [DVD]
「自分が現実だと思っている世界が、もしかしたら全てが嘘っぱちで、自分の妄想が創りだした世界だったら…。」そういう疑問を抱いて、ゾクッとなったことがある人は、ナッシュの感じた恐怖がしみ込むように心に伝わってくるはずだ。
この映画は、姉からすすめられて観たのがはじめだった。姉は、一度精神分裂病みたくなった経験を持つので、ナッシュの体験した恐ろしい世界を、リアルに感じたのだろう。そばに居て、支えている家族の苦しみも描かれていて、ナッシュと、アリシアの両者の気持ちに感情移入してしまった。
彼が精神分裂病だと分った時からラストまで、泣きどおしだった。映画館で観たのだが、ナッシュが大学に通い始めてからも幻覚に悩まされ、(彼だけが)見えている人物を振払おうとしているシーンで、前の席に座っていた男が笑って見ていたのには、物凄い怒りを感じ(蹴りあげてやろうかと思った)ると共に、呆れた。この映画を観て、笑えるシーンがどこにある?人の気持ちの分らない人間が世の中に入ると思うと、嘆かわしい。そんな奴には「解るまでまで観ろ!!!」と、このDVDを叩き付けたい!!!
ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記 (新潮文庫)
統合失調症に関心のある方、理解したい方は絶対に読んで欲しい。他の本では得られない、貴重な情報が詰まっています。著者の個人的な思いの記述もありますが、それを含めて、この疾患を理解する手掛かりとして、得るものはあまりに大きいです。
精神科は今日も、やりたい放題
私の兄は昨年の春、医者に勧められサインバルタカプセルを飲んでいて、双極性障害で保険適用でないこの薬は、てんかんという診断に置き換えて処方されていました。
昨日起きた事故、また群馬での事故は本当にてんかんの患者だったのでしょうか?
兄はこの薬を飲み始めた時期に、スーパーで買い物中に意識を失い救急車ではこばれ、頭を1針ぬうケガをしました。その後の脳波検査ではそれといった異常は見つかりませんでした。
田舎に住んでいる為、車は必需品でもあるので、医者はなぜ副作用について説明をされなかったのか、本人にどうして、てんかんの薬を使わなければならないかについて、一切の説明はありませんでした。
製薬会社の言うとおり処方したにすぎないと私は思います。
ビューティフル・マインド [DVD]
ラッセル・クロウはグラディエーターの印象が強いが、本作では全く対照的な、人づきあいが苦手で数学の研究一筋の天才数学者の学生時代から老年までの約50年を演じ、彼の幅の広い演技力に感心する。
誰もが一目おく才能を持ちながら、この世の全てを支配する法則を見つけようとあせり、冷戦時代に敵国のスパイが潜入してアメリカを破壊するのを防がなければならないというプレッシャーを体験したことが、彼の精神の変調にもたらす。
その精神の変調がいかに彼をむしばんでいたかを知って誰しも愕然すると思うが、妻の献身的な支えがあって、病気をだましつつ教授職を勤め、若き日の新理論の発見はノーベル賞受賞に結びつく。ノーベル賞授与式での演説は短いが感動的だ。
精神の変調とそれ故の苛酷な体験は上手く視覚化できていると思う。
しかし、数学の天才ぶりの方はどうだろうか。式や難しい説明ぬきの数学者エピソードの本を読むのと変わらないように思うが、どうだろうか。斬新なアイデアがひらめくときの頭の中を視覚化するのは困難だと思うが、もっと映画ならではの表現があって良かったのでは?