Piece 6 (フラワーコミックス)
この作家さんの作品は初めて読みましたが、
ちょっと気になってたので、巻数もまだ少ないし、
最新刊が最近出版されたので、1〜6巻まで一気読みさせていただきました。
6巻はまさに新展開って感じで、レミちゃんのコンプレックスとか、
苛立ちとか、重要キャラと思ってなかったのに、そうきたかって感じですw
あ〜、最初の方で、ミズホちゃんに反対してたのはそういうわけね〜?みたいな。
あと、丁寧に伏線をもう一回書いてくれるのは、いい作家さんなんですかね〜?
まぁ、これは好みでしょうけど。
でも、いわゆる物語のきっかけである、はるかちゃんが、
19歳で乳がんで、死ぬかって?っていうのがあって、
調べりゃそんな年齢で乳がんで死んでる人間なんてほとんどいないぐらいわかりそうなのに。
リサーチ不足?
そういうので、割と冷めちゃう人間なので、星4つです。
まぁ、乳がんも伏線だったらすごいけどw
Piece 5 (フラワーコミックス)
少々ストーリー展開が複雑で、登場人物もだんだん増えてきてますし、
時間軸も現在と過去が入り乱れて描かれるので、
一読しただけではなかなか理解できない気がします。
特にこの5巻で特筆すべきは、成海のお兄さんを探す過程で水帆が知ることとなる
身近な人間の感情の裏表が目を背けられないほどに真っすぐに描かれていることで、
読んでいてちょっと重いなあと感じました。
でも、当の水帆はそのあからさまな感情を受け入れた上で、前に進もうと強くなっているので
これからどんな風に成長するのか楽しみでもありますが。
1巻を読み始めた時のようなサスペンス的要素は徐々に感じられなくなり、
その代わりに奥の深い人間模様を見せつけられている感じです。
5巻を読む前に1巻から読み直した方が良かったかもとちょっと後悔しつつ
レビューを書いてます。ここまで広がった物語をどんなふうにまとめるのか
はたまた広げるのか、今後の展開を楽しみにして、次巻を待ちたいと思います。
Piece 1 (フラワーコミックス)
画化にもなった「砂時計」と同じ作者が描く、前作とはうってかわって正反対のダークな要素を持って進められていく話。
ちょっとどろどろとした、恋愛マンガでありながら、「ライアーゲーム」や「デスノート」のように、話が進んでいくまで先が読めない面白さがある。
「砂時計」は1巻の途中までしか読んだことがないが、同じ小学館が発行している、「僕達がいた」よりは救いがあるように思う。
「僕等〜」は最初幸せの絶好調で、話が進むにつれて話が残酷になる。こちらの「Piece」はスタートが重い分、これから軽くなっていくように思う。
砂時計 5 (小学館文庫)
植草杏は12歳の冬に離婚した母親と共に母親の実家、島根に引っ越してきた。田舎独特の雰囲気になれない杏だったが、近所に住む大悟との出会いにより、徐々に自分の場所を見つけていった。現在、過去、未来をひめる砂時計の行方は・・・!?
話がとってもおもしろく、誰が読んでも胸打たれるものがあります。絶対に読むべきです!というかぜひぜひ読んでみてください!!
砂時計 (7) (Betsucomiフラワーコミックス)
20~26歳までのお話です。
杏、大悟、藤 それぞれ別の道を歩んでいる感じです。
何年たっても、大悟への思いを断ち切れない杏の気持ちがとてもせつないです。
私が、一番せつなかったのは、杏のお友達みっちょんでした。
「26歳冬 泡沫」の冒頭のみっちょんの言葉がすごくせつなくて涙を
流してしまいました。
1巻の冒頭の部分まで時間が流れ、いよいよクライマックスです。
杏と大悟は最終的にどうなってしまうのか、気になって気になって次の巻が
待ちきれません!!