泣く子と小三郎 <半次捕物控> (講談社文庫)
「泣く子と小三郎」の題名を見て皆さんはどう思われるたでしょうか?私は蟋蟀さんが泣く子供に困らされるといった文字通りの内容を想像していたのですが…。確かに新しい子供の登場人物は出てきます。出てきますが…この子は余り泣きません。むしろその境遇からか蟋蟀さん以上にしっかりしています。ではなぜ泣く子なのか、誰が泣くのか?そう泣くのは蟋蟀小三郎その人なのです。しかもその泣き方は全くかっこよくありません。人柄同様豪快に「うおーん」と泣きます。それはもう豪快に(笑)。いかがでしょうか?興味がわきませんか?どうして小三郎は「うおーん」泣かなければならなかったか、どうしてそうなったのか?我が物顔で暴れまわっていた小三郎の苦境をお楽しみください。お薦めです。
片便り (紙ジャケット仕様)
「白いカーネーション 」
一般応募の片岡登志子さんの詞にケメが曲を付けました。
家族を亡くしたものにしか、この歌の「悲しみ」は理解出来ない。
「西海岸へ続く道 」
アメリカから帰ったケメが感じた「アメリカ」はどんなものだったのか?