怪奇大作戦 DVD-BOX 上巻【DVD】
私が生まれる前の特撮番組、もともと、桑田次郎さんのマンガや、朝日ソノラマの出していた本で、ある程度内容は知っていて。過去に、ビデオでも、ほとんどのエピソ−ドを持っていたのですが、今回改めてDVDBOXが発売されて非常にうれしくCMを見てすぐに注文しました。
さて、評価ですがやはり面白いとしか言いようが無いです。
円谷プロの製作であることから、特撮面に目を向けがちですが、何よりも特筆すべきはその脚本。
舞台となる時代が、まだ戦後を引きずっていると言っても良い時代なので、事件の陰に戦争の爪痕(体内被曝)があったりするのは当然ながら。
当時の最先端技術、レーザーや宇宙開発だけでなく、最新のものともいえる、ヴァーチャルリアリティーや光学迷彩、電磁波兵器、バイオテロ、さらに当時ブームでありタイトルにもある、怪奇ホラー要素もしっかりと組み込まれ、それらが破綻なく描いており、昔の作品ながらも、今みても通じるものがあります。
ウルトラマンシリーズに比べて知名度に大きく差があるため、マニア向けの作品と思われるでしょうが、こんなに手軽に見れるようになっているのに、見無いのは損をしている、断言できる作品ですので、ドラマ好きな方はぜひ見てください。
しかし、上巻のレビューで書く事では無いですが、24話を何とか収録できませんかねぇ。
怪奇大作戦唯一のお蔵入りエピソード、しかしその中で触れられているテーマは、絶対に今の我々が見つめないといけない、モノなんですけどね。
SCREEN~スクリーン~
なんといっても 1曲目 『Silent Movie』!
一歩も動けていないのに、セピアに色が埋もれていく……
過ぎていった時間は 気付いた心を締め付ける。
ひたすら切ないストレートな 言葉、メロディ。
始めて聴いたときは、途中で鳥肌が立ち、最後に涙が流れた。
誰もが聴いたことがあるのに……知らない人が多い 真の名曲。
カラオケでは、重宝するのではないだろうか?
積み重ねられる言葉が、特に 印象に深い 3ピース風のバンド。
やるせない世界から抜けだそうとする勢いは、スピーカーを突き抜けて、明日に向かう活力を分けてくれる。
『Dream of reunion』 『涙雨』 『その瞳のかげり』 には、過去の思い出に すがり付いてしまう弱さ、前に進むことの難しさを感じてしまう。
『GATE』 『MONSTER』 は、横並びの社会を見放した、アウトローぶりが豪快だ。
ただ難を言うと、メロディラインがシンプルでストレートすぎることか。
スローテンポな曲なら 聴かせる詩の持ち味が生かせて良い。 流れに任せて、落ち着いてゆったりと聴けるが…
ハイテンポなロックまで、そのスタイルを貫くのはどうかと感じた。
いい台詞を叫んでいるのに、流されている気がする。
ここ一番の時に、激しく弾けるか、ポップに捻るかのアクセントが欲しかった。
酷評はしたが、一曲ごとに 魂が込められている。
手元にあって損のない一枚。
立ち直る力が欲しくなった時、このAlbumは確かに力をくれるはずだ。
怪奇大作戦 DVD-BOX 下巻
精神異常者が殺人を起こしても罪に問われない、だから人をころしたい人間が機械で一時的に発狂してしまえば罪に問われないまま、目的を果たせる。
この”狂わせ屋”の目的は、”精神異常者であれば罪に問われない”と言う法制度を破綻させること。
自らも、精神異常者に家族を殺された”狂わせ屋"の末路が悲しいこのエピソードを、なぜ封印しなければいけないのか…、作中の精神異常者の表現が不適切だからといいますが、はたしてそれだけなのでしょうか?
”精神異常"を理由に凶悪事件を引き起こした犯罪者を無罪にしようと画策する”狂わせ屋”は、ご存知のとおり法廷において暗躍しています。
コレについて問い直し考えると言う意味でも、24話は今こそ再評価されるべきなのに、ソレをしなかったこの下巻は非常に不完全なものであり、「怪奇大作戦」が持っていていた「社会への問いかけという」テーマ性を否定した行為と言えると思います。
ですが、ソレを理由に完全否定するには非常に惜しい名作なんですよ。
買わなければもったいないとしか言いようの無い、TVの金字塔である「怪奇大作戦」を、手ごろな値段でまとめて見られるこの機会を逃さないで欲しいです。
怪奇大家族 DVD-BOX
ウルトラQに、
八時だよ全員集合の「志村ぁ、うしろ、うしろっ!」に、
あなたの知らない世界に、
矢追純一UFOスペシャル。
おじさん世代が子供のころ夢中になった要素を全部叩き込んだ、意味不明なエンターテインメント。
ラストが意外と正統派のSFオチでびっくり。
怪奇大家族―清水崇presents
TV判の内容とは違う部分が沢山あって、
すごく新鮮で面白かったです♪
結末もTV版とは違うし、思い出しただけでも本気で怖い
シーンが沢山ありました。
清四君直筆の日記も載っていて、アサミさんとのやり取りが
とても可笑しいです☆
すごく読み甲斐があります♪
『異形のモノ大図鑑』は袋とじになっていて、
開けるのがすごく楽しいです。
ぜひ購入して読んでみて下さい。
TV版を見たことが無い人でも、楽しめる作品だと思います!!