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Brinsley Schwarz / Despite It All
70年発表の記念すべきブリンズリーの1stアルバム。全曲がニック・ロウの作品 (1.のみロウを含めたメンバーの共作) で、既に優れたソング・ライテングを見せています。いきなりPOCOかよ?と思わせるコーラスが出てきてビックリしますが、元々このグループはウェスト・コースト・サウンドを目指していたらしく、その目論みはかなりいい線いっていると思います。4.なんかは完全にCSNです。そんなわけで全編にウェスト・コースト系のコーラスが聞かれますが、どこかがアメリカ勢とは違うぞ・・・という微妙な違いがあってそこがまた魅力になっています。まだアレンジに???の部分もあり ( 4.は7分超の長尺、7.は10分超だが短い曲がいくつか入っている) 全体に荒削りではありますが、耳に心地が良い音なので、好き嫌いが分かれる音ではないと思います。とりあえずニック・ロウのファンは必聴でしょうね。ちなみにまだイアン・ゴムはいません。(以上1stの説明)
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シングス・パブ・ロック・クラシックス
国内盤を購入。彼女自身の解説の対訳、歌詞付き。ニック・ロウ関係のカヴァーをやってる女の子ってことで、ついついカーレン・カーターを期待してしまうのですがカントリーっぽさがないし声の魅力もいまいち。彼女自身も「ALMOST BLUE」が一番好きというようなことを書いているので我々のイメージするパブ・ロックとは若干認識が違うのかもしれません。ふと入ったライブハウスでこんなバンドが演ってたら、かなり楽しい気分になるのは間違いない。でも音盤として繰り返し聴くかと言うと実際にプレーヤーに載せることは稀です。
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Surrender to the Rhythm
日本ではカルト人気。ルーチーな演奏。ダウントゥアースなリズムが光る。10点中10点 イアンデューリー、エルビスコステロ、エース、ドクターフィールグッド、ボビーチャールズ、バンモリソン、ザ バンド、バッファロースプリングスフィールド、グレイトフルデッド、クロスビースティルス&ナッシュなどのユーザーのかたに御利用いただけます。