アゲイン
ポプラ小説特別賞ということで興味本位で買っ ちゃいました。
装丁がめっちゃ可愛いくて目立ってたし。
でも、読み始めると止まらなくなって、一気読みww
本当に面白くて、勢いでレビュー書いてます。
読みやすくて、所々に笑いが仕掛けられていて楽しいし、共感できるところもあれば、泣けるところもあり.....
最高でした。
登場人物のキャラが個性的で、スマイリーなんか、スマイルそのままで笑えました。
読み終わると、心がポカポカ温かくなってる、そんな感じの物語です。
本をあまり読まない人にも、プレゼントにもオススメの本だと思います。
20世紀のシティボーイズ
シティーボーイズファンなら絶対買うべきCDです。
なぜなら、シティーボーイズライブのサントラがほとんど入手するのが困難だから。
しかも斉木しげるさんが舞台で歌ったアカペラがこのCD聞けてしまうのです!(笑)
それに幻の曲、「恋人達のゴム脳」も入っています。
少し残念だったのは、歌の歌詞がついていないことと、「行き止まりの杉並区」(真空報告官)が入っていなかった事でしょうか。
いつも通りの日々 (ポプラ文庫ピュアフル)
偶然出会えた素敵な本。
普段は他の人の作品へイラストを書いたりしている著者が初めて、イラストも文章も手がけた作品。それだけにイラスト世界と文章が相互に作用してイマジネーションがどんどん広がっていく。
14のファンタジー・ショートストーリーが収められているのだが、最近読んだ本の中では出色の作品。
イラストと文章ということでこれだけ感動したのは、おーなり由子さんと森雅之さん以外思いつかない。超個人的にはまさにこんな本に出会いたかったんだ!!というど真ん中の作品です。
どの作品もとても魅力的で、とにかくイマジナティブ!!そしていいなあと思ったのが、どの作品も根底に透明な悲しみを抱えつつも、優しさがにじみ出てくるような、あたたかさに包まれるような展開とラストであるところ。
あざとくストーリー的な面白さを狙ったり、悲劇的な展開や落ちにもっていくために作りこんだようなところがない。最近は小説でも途中まで気持ちよく読んでいても、最後に悲劇的展開があったり、逆に「感動させてやろう」という作為的でわざとらしいラストが鼻につくものが多いのだが、この作品には一切そういったところがなく、とても自然。
自然でありながら、どの作品も、あたたかさ、やさしさ、うれしさで、胸が痛いくらいにキュンとなってしまう。
個人的には14のストーリーのうち、特にどの作品と挙げられないほど、どの作品もとても強く印象に残るものばかりだった。けれど、その中でもラストの「町」で、主人公が窓の外に見つけた景色に、やさしさとあたたかさとかなしみとうれしさと、いろんな想いに胸を締め付けられるような思いがする。14のストーリーを象徴する素晴しいハイライトでありながら、劇的な展開としてではなく、とてもやわらかく自然に表現されている。
読んだあと、自分の町や生まれてきた世界がほんの少しいとおしくなる、そんな素晴しい作品です。
やさしい旋律 [DVD]
出演、音楽ともにサンミュージック所属の俳優&歌手による、舞台で言うところの事務所公演の映画版という作品です。
エピソードが細切れで散漫なところがある為、原作本と照らし合わせることで補完出来た部分も多くありましたが、主演二人の演技に安定感があるのでそれほど悪い印象は抱きませんでした。
全体に唐突で駆け足ではありますが、まぁこんなものかなぁと。
画面の作り方はなかなかきれいだと思います。
柳沢ななさんは言葉なく泣く芝居が非常に多いのですが、その全てで場面に応じた涙を流せる素晴らしい女優さんです。
松田悟志さんは、物静かな年上の男性の姿を実に真摯に、実直に演じていらっしゃいます。
役者が好きな方には、メイキング付きということで絶対にレンタル落ちではなくセル盤をお勧めします。