Los Lonely Boys
全体に漂うアメリカ南部~ラテン系の香り。サンタナやスティーヴィー・レイ・ヴォーンやジプシー・キングスあたりの影響を感じるし、ウィリー・ネルソンのバックアップもあり、テクニックもしっかりした、音楽的にはかなり強力なバンド。
地味な印象もあるが、アメリカでも着実にチャートを駆け上がっている。派手なアーティストでなくても、玄人好みの人はちゃんと評価しているということだろう。
Rockpango
テキサスの3兄弟からなる、魅力的で多才なトリオ・バンドのメジャーCDデビュー以降
6枚目のスタジオ・アルバムとなる。
スローでメロウなバラード、泥臭いテキサス・スワンプ曲、ブルーズ・ベースのハードロック、
エキゾチックなグルーヴを持たせ、スペイン語、スパングリッシュで歌われるテキシカン・ロック、と
全曲オリジナルで L.L.B.の醍醐味はまずまず愉しめる。
ヘンリーのしなって爆発するギター。リンゴのタイトで情熱的なドラムとラテン・パーカッション。
ジョジョのメロディ・ラインも下支え出来る達者な6弦ベース。・・・と変幻自在にその曲相を
コントロールしてゆく彼等の腕は半端じゃない。
ただ、遊び心とも言う気になれない T-10 「 Porn Star 」ラッパーを参加させヒップホップ
スクラッチを取り入れた1曲がアルバムの流れを台無しにしていてなんとも残念 !!
傑作とまでは言えないアルバムでした。
US盤 全11曲 約40分 EU盤 ボートラ2曲 計13曲 約47分
黒ジャケデラックス盤 20分程のアウト・テイクと動画もエンハンスドCDに詰込んだ
とっても邪道な1枚。
Texican Style: Live From Austin [DVD] [Import]
四谷荒木町のHard-Rock-Bar「TEXAS FLOOD」でこのDVDを見るまでは”LosLonelyBoysの存在もHit曲に”Heaven”があることも知りませんでした。聴きすすむうちにハマッてしまいました。兄弟3人のみ(ギター、ベース、ドラム)とは思えない音の厚みとテクニックの高さ。シンプルかつストロークの効いた南部系ロックをベースにサンタナ風あり、キャッチーな”Heaven”あり、昔ギターを少しかじった当方44才のオヤジに熱いものがこみ上げてきました。ラストのアンコールの曲弾きは圧巻です。American-Rock好きは買いの一枚です!
スマイル:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ロス・ロンリー・ボーイズ
2012年リリース。同年2月に行われた初来日公演の熱も冷めやらぬ中で発表されたフジ・ロック参戦(しかも会場はField Of Heaven!!!)の知らせ。ついに日本でもその実力が知れ渡り始めた彼らですが、本作はそんな彼らにとって初となるベスト盤。グラミー賞主要2部門含む4部門でノミネート、見事最優秀ポップ・グループ賞を獲得したデビュー作から2012年作『ROCKPANGO』収録曲まで、大ヒット・シングル「Heaven」を筆頭に彼らの代表曲や世界中のファン達から愛され続けている定番曲を中心に選出されており、さらには「Heaven」のアコースティック・ヴァージョンやロス・ロボスの「ラ・バンバ」のカヴァーまで収められた現時点における文字通りのオールタイム・ベスト盤。サンタナやポール・マッカートニー等からも愛されるその魅力を、今こそとくとご堪能あれ。