アフリカの日々 (ディネーセン・コレクション 1)
アメリカでは数々の賞を受賞している(後の映画も)、エッセイの先駆的作品です。
デンマーク本国では90年代から50デンマーク・クローネ紙幣に肖像が採用されて
いましたが、これは2011年までに廃盤になるようです(現在移行中)。
作品は、デンマーク出身のアイザック・ディネーセン(本名カレン・ブリクセン)が
農園の共同経営者としてケニアで入植生活を送ります。
いまとなっては歴史的な資料としても価値が高いですが(植民地時代の現場)
読み応えとしては、作者の忍耐強さに尽きると思います。
「ええっ!?」というようなことが毎日起きますが、作者は全力で対応していきます。
いい事はあまり起きないけれど
読み進めるほどパワーをもらえるような、素晴らしい作品です。
第二次大戦下ナチス占領中の本国で、ユダヤ人の脱出を手助けしていたと言われる
作者の凛とした姿勢、しなやかな強さはこの時から一貫していると感じます。
全然関係ないけど、モノクロ写真の作者は美人です。
愛と哀しみの果て [DVD]
この作品のDVDは、DTS音声のスペシャルエディションが発売されています。安いから買いと思った方。後悔しないよう気をつけましょう。
作品としては、長い話だという印象。レッドフォードファンは必見。
愛と哀しみの果て (ユニバーサル・セレクション2008年第3弾) 【初回生産限定】 [DVD]
飛行機を操縦しながら前後の席で手をつなぎあう場面で、言葉は無くても二人が愛を確認しあったことを感じることができて、とても私も胸が熱くなりました。
二人の愛情は、まるで舞台となった壮大なアフリカの大地のように美しいけれど、どこか厳しさのあるものでした。いちゃいちゃするような恋愛ではなくて、お互いが自分の世界を持っている、そんな大人の恋愛です。もっとも女は男をもっと独占したかったのでしょうが・・・。
とにかく、ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープは適役だと思います。音楽も最高です。ちょっと長い映画なのだけど、終わっても直ぐに席を立つ気になれないほど、心に余韻が残ります。何度でも見たい映画です。
ココロに花を
ココロに花を、口にするのは簡単だけど、実際に花を持つのは難しいことです。
それでも、このアルバムを聴くたびにがんばろうと思わされます。
アルバムのできはそれほど素晴らしいわけでもなく、ジャケットも地味だけど。
かつて、日本一パンクだった男が力強く歌ってくれます。
明日もがんばろう。
Winners ~アカデミー賞で聴くクラシック (最優秀作品賞)
普段クラシックを聴くことの少ない人も、あの映画の音楽なら知っているとか聴いたことがあるということ多いと思います。タイトルと作者を知らずとも映画のシーンをイメージし聴くには充分楽しめるでしょう。楽曲の全てが収録されているというより、サビの部分だけ22曲入っているのでお得感があります。クラシック好きの方には物足りないでしょうが、クラシック入門者にはお薦めです。