R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
このコンサート、生で聴いているが(『英雄の生涯』のみ)、CDで聴くと、「あれ、こんな音だったかな?」という感想だ。
実演は、暴れるオーケストラの手綱を指揮者が必死で抑制して何とか端正さを保とうとした、微妙で危ういバランスの熱演だと思った。
しかしCDは、どこか他所行きな感じ。
長原幸太さんのヴァイオリンソロはもっと挑発的だった。録音ではかなり変わっている。
と、振り返ると違和感を感じる演奏だが、初めて聴く人にとっては奇をてらわないスタンダードな演奏だと思うはずだ。
機能的で現代的な演奏だ。
おねがいマイメロディ 柊恵一 ヴァイオリンソロアルバム
私は、ヴァイオリンを弾いている人のファンで購入しました。
名前のクレジットはないのですが、期待どおり本当に素晴らしい演奏で買って満足しています。
この弾いている人の所属しているオーケストラの音楽監督は、
「この人は世界に通用するヴァイオリニストだ!!」とおしゃってます。
本当にそうだなーと思いました。
モーツァルト:フルート四重奏曲集
綾子さんのファン。このCDでは、しかし、他の3人の生き生きした演奏が目立つ。
フルートはむしろ控えめに思える。そこに、このCDの価値がある気がする。
テンポは速く、確かに,若い演奏。のんびり癒しを求めるのであれば、他の演奏者、たとえばグラーフがよいかもしれない。
綾子さんの演奏は、よく歌われて素晴らしい。よく聞くと、語尾(フレーズの最後)が、微妙にひっかかるところが数カ所気になった。しかし、それは、私がフルートのマニアであるからだと思う。