アル中男が、爆弾テロに巻き込まれて、次第に彼の過去との関係が明らかになってゆく。よくできた作品だと思います.文章もとてもうまく読みやすいので、あっという間に読んでしまいました.最後、犯人と対峙する場面や、犯行の理由などがちょっと安っぽい。「24」みたいで、ハリウッドで映画やTVシリーズにしたらよさそう。主人公のキャラクターは、ハードボイルドなのですから、まあこのくらい非現実的でいいんじゃないでしょうか。まさに「まじめなアル中、ジャック・バウアー風味」。でも、全共闘だの、安田講堂だのいわれても、最近の人にはなんのことかさっぱりわからないとおもいます。
喉ごし爽快・・・?おすすめ度
★★★★☆
二大文学賞w受賞という前看板とレビューの多さから興味を持ち読みはじめました。
文章が簡単で、セリフのやり取りが多いせいか短時間で一気に読めます。
登場人物に「愛すべきキャラクター」が多く、生き生きと描かれていてリズムに乗せられ完読してしまいました。
「爆弾」「テトリスト」と言葉から連想するものを裏切り一貫して、暗い色はなく読み終わったあともすっきりしています。
テトリストと言う言葉から、もっと問題を掘り下げた生生しいストーリーを勝手に想像していたので、ちょっと肩透かしをくらった気分も。
登場人物は、本当に高感度が高く、現実感に乏しいかなと思ったり。
著者の言葉遊戯というか、リズムを伴うかのような単語の連鎖はとても好きです。
読んでいる間はしっかり読書に浸れ
読み終われば、本を閉じ戸棚に置き日常生活に戻れる、そんな作品です。
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。出来は今更ながら言うまでもなく素晴らしい。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!