ソロ・アコースティック集の第二弾。ギター又はピアノのみで綴られる、珠玉の作品集がまたまた届けられた。セットリスト(?)は意外や意外、90年代以降の比較的最近の作品がズラリと並べられたんだけど、どういう心境なのか?これらの曲こそ、今の時代に相応しいと感じたのか?それとも古い曲ばかりリクエストするファンへのアンチテーゼなのか?
アコースティックになったことで、原曲の持つ瑞々しさがより鮮明になり、あらためて彼のソングライティング力が、70年代の全盛期からまったく色あせることなく今日に至っていることがよくわかる。声も相変わらず艶やかで衰えない。それにしても、これほどのビッグネームにして、ここまで聴衆との距離が近い人も珍しい。いや、近すぎだろう(笑)。日本版のボーナス・トラックはなんと未発表曲!それも日本の会場でだよ。これをリクエストしたアナタ、感謝します。
個人的には傑作だと思っている「I'm Alive」から「Sky Blue & Black」「All Good Things」の収録がうれしい。「Naked Ride Home」からの曲の良さを再認識できたことも収穫。
期待通りの名作おすすめ度
★★★★☆
2008年3月4日リリースの最新作。前作の「第1集」という名前から出るとは思っていましたが、まさか2年半も待たされると思っていませんでした。内容は前作同様に歌&ピアノまたはギターというソロです。選曲は見ての通りで、前作よりもずっとマイナーな曲が多いです。
弾き語りの真似事をしたことがある人ならご存知の通り、ソロというのは本当にしんどいものです。僅かなミスも許されない緊張感も勿論ですが、歌いながら演奏するという技術的な制約のためにどうしてもワン・パターンになって飽きやすいんですよね。ところが、ここでのジャクソン・ブラウンは前作と同様に演奏そのものはシンプルなものに徹していますが、それでも飽きさせません。オリジナル・アルバムよりも曲の骨格が浮かび上がり美しく響く曲も多く、シンガー・ソングライターの面目躍如といったところです。
なお、前作同様に初回のみデジパック仕様・日本盤のみボーナス・トラック収録なのでこだわる人は早めに買った方がいいです。また曲間の語りも前作同様に結構ありますので、英語の得意でない方は対訳の付いた日本盤を買うほうがいいでしょう。また前作はBest BuyからUS限定でボーナス・ディスク付きが出ていました。マニアは今回がどうなるのか要注意ですね。あと、今回もアナログは出ていないようです("World in Motion"以降はアナログでは出ていないみたいです)。ジャクソン・ブラウンはレコードで聴きたいんですけどねぇ・・・。
第一集に劣らぬ傑作誕生を祝す。おすすめ度
★★★★★
前作が第一集とされていたから第二集があるだろうと思いつつ、いつの間にか2年以上の年月が経過したが、遂に待望の第二集が届けられた。本作にふさわしい録音が揃い、選曲するのに時間を要したのだろう。待ったかいがあったというもの。歌唱・演奏・録音の質は第一集に劣らぬ素晴らしい出来で、第一集を好きな人は本作も愛聴盤になるはずだ。第一集が比較的彼の70年代の曲が多かったのに対し、本作は80年代以降の曲が多い。第一集と本作をあわせて彼のソロ・アコースティック・ライヴの全貌が明らかになったと考えるべきだろう。
本作収録のどの曲もすばらしいが、特に名曲「スカイ・ブルー・アンド・ブラック」「イン・ザ・シェイプ・オブ・ア・ハート」の新鮮な演奏には強く心惹かれる。「誰かが彼女を見つめてる」がソロ・アコースティックで演奏されるとは予想外の嬉しい驚き。「イナフ・オブ・ザ・ナイト」は彼の姉に捧げて演奏され、「カジノ・ネイション」はイラク戦争と関連づけて新たな光があてられた。そのように曲の意味づけを語る彼のトークからは彼の誠実な人柄・社会との関わりを意識し続ける姿勢が変っていないことを確認できる。聴衆からのリクエストに応えた演奏が多く、聴衆とやりとりする彼のトークも本作を楽しいものにしている。そのトークの翻訳がしっかりついていること、そして日本盤だけのボートラとしてこれまで彼の作品としては音源化されていなかった彼の最初期の曲「シャドウ・ドリーム・ソング」が日本公演での演奏という形で初収録された(この曲をリクエストした人には深く感謝したい)ことを考えると、本作は日本盤を求めるべきでしょう。
はたして第三集はあるのか、現在制作中の久々のスタジオ録音の作品は今年リリースされるのか、彼の今後の活動にも大いに期待したい。
待望の第2集!おすすめ度
★★★★★
待ちに待った第2集!私が第1集を買ったのが高1のときで約3年以上の歳月が流れ、ようやく第2集の発売となった。 前作はアメリカ大統領選挙後のライブをアルバムにしたため、政治色の強い曲がポツンと入っていたが、これはこれでJBらしい選曲で聞き応えがあり、満足できる作品だったと思う、第2集は収録曲を見ると半分くらいが最近の曲が選曲されており、前作の時とは心境が変わったと見受けられる。しかし、内容的には充実していると思うし、アコースティックになるとどう響くのか楽しみです!
きっと素晴らしいアルバムに仕上がってると思います!
後々に出ると思われるオリジナルアルバムも楽しみにしたいです。
はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★
全般的に言うと初心者向けだと思います
。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!