Paris 1919 (Exp)
1973年のリリースされた4枚目のソロアルバム。製作はクリス・トーマス。
タイトルとジャケ、LA録音、参加ミュージシャン(ローウェル・ジョージ、ウィルトン・フィルダー、リッチー・ヘイワード)からは単純に想像もつかないような、いかにもジョン・ケイルらしいバラエティに富んだポップ・アルバムである。
もちろんお約束のジャクソン・ブラウン風のバラードや、リトル・フィート丸出しの豪腕LAロックン・ロールもやっている。ローウェル・ジョージのスライド・ギターはやはり最高だ!
しかも、汗臭いローウェル・ジョージのギターのすぐ後に、UCLA交響楽団のアカデミックな演奏が始まるという、通常だったらミスマッチな組み合わせを何の違和感もなく聴かせてしまうのも、ジョン・ケイルだからできる力技である。おまけに次の曲はレゲエだったりする。
私個人はこの後のアイランド時代の、イーノ寄りのエキセントリックなロックが好きなのだけれど、これはこれでケイルの非凡なセンスが爆発したエレガントで素晴らしい作品であることは言うまでもない。
かつての盟友ルー・リードについてもそうだけれど、ジョン・ケイルの繊細な感性と表現力には圧倒される。どんな音楽をやろうが、彼らの歌ごころには感動してしまう。
この作品はジョン・ケイルという本質的にポップなアーチストを語る上で絶対に外せない名盤だろう。
タイトルとジャケ、LA録音、参加ミュージシャン(ローウェル・ジョージ、ウィルトン・フィルダー、リッチー・ヘイワード)からは単純に想像もつかないような、いかにもジョン・ケイルらしいバラエティに富んだポップ・アルバムである。
もちろんお約束のジャクソン・ブラウン風のバラードや、リトル・フィート丸出しの豪腕LAロックン・ロールもやっている。ローウェル・ジョージのスライド・ギターはやはり最高だ!
しかも、汗臭いローウェル・ジョージのギターのすぐ後に、UCLA交響楽団のアカデミックな演奏が始まるという、通常だったらミスマッチな組み合わせを何の違和感もなく聴かせてしまうのも、ジョン・ケイルだからできる力技である。おまけに次の曲はレゲエだったりする。
私個人はこの後のアイランド時代の、イーノ寄りのエキセントリックなロックが好きなのだけれど、これはこれでケイルの非凡なセンスが爆発したエレガントで素晴らしい作品であることは言うまでもない。
かつての盟友ルー・リードについてもそうだけれど、ジョン・ケイルの繊細な感性と表現力には圧倒される。どんな音楽をやろうが、彼らの歌ごころには感動してしまう。
この作品はジョン・ケイルという本質的にポップなアーチストを語る上で絶対に外せない名盤だろう。
ブランク・ジェネレーション [DVD]
本作品には、ラモーンズ、トーキングヘッズ、ブロンディー、パティー・スミスなど、ニューヨーク・パンク/ニューウェーブにハマったことのある者にはおなじみの面々の非常に貴重な映像、音声が収められています。映像はモノクロなのですが、それがまたそれらの映像の貴重さを感じさせ、何らマイナスとなっていないように思われます。しかもその映像と音声は、全く合っていないのですが、音声と映像それぞれ単体であってもその価値は損なわれないように感じられます。
私的には、デヴィッド・バーンの歌の下手さ加減に衝撃を受けました。バーンの歌のうまさには日頃から感心していたので、この音声をきいたときには一瞬唖然としてしまいました。
本作品にはこれらアーティストの、今では考えられない若々しく初々しい姿、音声が収められているのです。
私的には、デヴィッド・バーンの歌の下手さ加減に衝撃を受けました。バーンの歌のうまさには日頃から感心していたので、この音声をきいたときには一瞬唖然としてしまいました。
本作品にはこれらアーティストの、今では考えられない若々しく初々しい姿、音声が収められているのです。