どぶ鼠作戦 【東宝DVDシネマファンクラブ】
封入の解説書にも記されているが、ストーリーにもディテールにも「隠し砦の三悪人」のクォートかパクリか?というところがある。音楽も同じ佐藤勝。でも、黒澤ファンも喜八ファンもニッコリですね。岡本監督(脚本も)の先輩巨匠監督への敬意が感じられるので。特にニッコリできるのが、藤田進の最後の出奔。「裏切り御免!」。懐かしいですね。
「姿三四郎」はじめ剛直な快男児を演じてきた藤田進だからこそ、「わしゃ本当は死ぬのがコワイ」のセリフが活きる。「裏切り御免!」が活きる。黒澤さんも喜八さんも分かってますねぇ。いいなぁ、東宝映画の洗練された洒落っ気。
藤田進さん。「日本のいちばん長い日」で「ひょっとしたら、師団長を殺害したのはキミたちかもしれない!」と声を裏返らせて絶叫されていましたね。「冬の華」のシャガールを愛する老親分も、健さんへの対し方が滋味あふれて良かったですね。日本の娯楽映画の中道を歩んだあなたの名作をこれからも繰り返し楽ませて頂こうと思います。ありがとうございました。
「姿三四郎」はじめ剛直な快男児を演じてきた藤田進だからこそ、「わしゃ本当は死ぬのがコワイ」のセリフが活きる。「裏切り御免!」が活きる。黒澤さんも喜八さんも分かってますねぇ。いいなぁ、東宝映画の洗練された洒落っ気。
藤田進さん。「日本のいちばん長い日」で「ひょっとしたら、師団長を殺害したのはキミたちかもしれない!」と声を裏返らせて絶叫されていましたね。「冬の華」のシャガールを愛する老親分も、健さんへの対し方が滋味あふれて良かったですね。日本の娯楽映画の中道を歩んだあなたの名作をこれからも繰り返し楽ませて頂こうと思います。ありがとうございました。
独立愚連隊西へ 【東宝DVDシネマファンクラブ】
岡本喜八ワールド随一の痛快作。砲弾の連続的な炸裂、そして「独立愚連隊西へ」のタイトル。盛り上がる愚連隊マーチ。もうここから快調。多くの仕掛け、流れるようなリズムとカッティングの妙。何よりもヒューマンなメッセージ。「不真面目だ!」「戦争をゲームのように描くとは怪しからん!」などとのたまう「分かっていない」民青・日共シンパみたいな方々は見なくて宜しい。喜八監督がこの作品に込めたメッセージは意外と重いんですよ。それが分からん奴は見なくて宜しい。
まあ、ついでに言えば、慰安所なるものの実態がこの映画が制作された時代に一般大衆に大人の常識としてどう理解されていたかも分かりますよ。「従軍慰安婦」などという言葉は、ひたすら日本の名誉を汚すことに狂奔している自虐派が発明した政治用語に過ぎないことが分かるでしょう。左翼、珍左翼、リベラル、フェミニスト、朝日読者の皆様。ご愁傷様。
まあ、ついでに言えば、慰安所なるものの実態がこの映画が制作された時代に一般大衆に大人の常識としてどう理解されていたかも分かりますよ。「従軍慰安婦」などという言葉は、ひたすら日本の名誉を汚すことに狂奔している自虐派が発明した政治用語に過ぎないことが分かるでしょう。左翼、珍左翼、リベラル、フェミニスト、朝日読者の皆様。ご愁傷様。
侍 [東宝DVDシネマファンクラブ]
もちろん三船敏郎の主演映画なんだが、怪優・伊藤雄之助が凄い。
岡本喜八作品の常連俳優(「ああ爆弾」なんて最高でしたね!)だが、「侍」の水戸浪士指導者・伊藤雄之助はまさに怪物。
「ああ爆弾」の人のいいヤクザの親分とは全く違う。冷たい狂気を感じさせて、観るものをゾッとさせ魅了する。
邦画各社の枠を超えて多くの名作に出演した伊藤雄之助。大映「忍びの者」、日活「関東無宿」、そして「太陽を盗んだ男」の老テロリストまで。「椿三十郎」の馬面の愛すべき城代家老と「侍」の星野監物。本当の伊藤さんはどれでしょうねぇ?
岡本喜八作品の常連俳優(「ああ爆弾」なんて最高でしたね!)だが、「侍」の水戸浪士指導者・伊藤雄之助はまさに怪物。
「ああ爆弾」の人のいいヤクザの親分とは全く違う。冷たい狂気を感じさせて、観るものをゾッとさせ魅了する。
邦画各社の枠を超えて多くの名作に出演した伊藤雄之助。大映「忍びの者」、日活「関東無宿」、そして「太陽を盗んだ男」の老テロリストまで。「椿三十郎」の馬面の愛すべき城代家老と「侍」の星野監物。本当の伊藤さんはどれでしょうねぇ?