大忠臣蔵 下巻 [DVD]
長編大河ドラマも、いよいよ終末を迎え、討ち入り当日へと収斂していく。
挿話のディテールが丁寧に描かれ、そこに出演する俳優陣も豪華で、見応えはさすが。
あえて言わせてもらえれば、
・討ち入りへの盛り上げ方(脚本、演出、音楽)に今ひとつ迫力不足
・清水一学と堀部安兵衛の殺陣が消化不良、
・大石内蔵助が吉良上野介に引導を渡すシーンもあっけない感じ
・ラスト、おのおのの切腹シーンをもう少し丁寧に描写して欲しかった
などなど、いろいろ映画やTVドラマの「忠臣蔵」を見比べてみての厳しい?感想です。
勝手なことを書きましたが、かといってこの「大忠臣蔵」の価値が減じるものでは決してありません。
日本の時代劇の焦眉を飾る傑作に間違いはありません。
挿話のディテールが丁寧に描かれ、そこに出演する俳優陣も豪華で、見応えはさすが。
あえて言わせてもらえれば、
・討ち入りへの盛り上げ方(脚本、演出、音楽)に今ひとつ迫力不足
・清水一学と堀部安兵衛の殺陣が消化不良、
・大石内蔵助が吉良上野介に引導を渡すシーンもあっけない感じ
・ラスト、おのおのの切腹シーンをもう少し丁寧に描写して欲しかった
などなど、いろいろ映画やTVドラマの「忠臣蔵」を見比べてみての厳しい?感想です。
勝手なことを書きましたが、かといってこの「大忠臣蔵」の価値が減じるものでは決してありません。
日本の時代劇の焦眉を飾る傑作に間違いはありません。
五代尾上菊五郎―尾上菊五郎自伝 (人間の記録 (42))
本書は幕末・明治に9代目團十郎とともに人々を熱狂させた5代目菊五郎がその最晩年に、自らを語った自伝である。私がかつて読んだ自伝の中では、その破天荒さにおいては、ほぼ彼と近い時期に生きた、勝海舟の父の勝小吉の自伝「夢酔独言」と並ぶ面白さである。
彼の痛快無比な経験が、まるで芝居を見るかのような生き生きとした江戸弁の描写で語られている。中でも、鉄砲玉の飛び交う上野の彰義隊の戦場に遭遇してしまった時の彼の機知に富んだ行動は、緊迫した状況であるのに何だかおかしく、そして「さすが役者!」とも思えて笑ってしまう。
また、歌舞伎愛好家にとっても彼の緻密で計算された舞台がその日常の生活の中でどのようにして生まれたのかが分かり、芸談としても楽しめる。粋でいなせな彼の写真もふんだんに掲載されているので、錦絵でしか見られないその舞台姿も想像できるだろう。
科学技術等がが進歩して近代化した今日、現代人がもはや経験しないことにより失ってしまった大切な何かを彼とその人生は教えてくれる気がする。
彼の痛快無比な経験が、まるで芝居を見るかのような生き生きとした江戸弁の描写で語られている。中でも、鉄砲玉の飛び交う上野の彰義隊の戦場に遭遇してしまった時の彼の機知に富んだ行動は、緊迫した状況であるのに何だかおかしく、そして「さすが役者!」とも思えて笑ってしまう。
また、歌舞伎愛好家にとっても彼の緻密で計算された舞台がその日常の生活の中でどのようにして生まれたのかが分かり、芸談としても楽しめる。粋でいなせな彼の写真もふんだんに掲載されているので、錦絵でしか見られないその舞台姿も想像できるだろう。
科学技術等がが進歩して近代化した今日、現代人がもはや経験しないことにより失ってしまった大切な何かを彼とその人生は教えてくれる気がする。
歌舞伎名作撰 勧進帳 [VHS]
まずスーッと現れた羽左衛門に驚きました。目が釘付けになり、この人は精霊ではないか、と思いました。オーラが青白いのです。こんな綺麗な男の人がいるとは!そして、見るまで知らなかったのですが、海老蔵(11代目市川團十郎)が出ています。写真でも素敵ですが、映像ではちらちらと暗い炎がはっきり見え、彼の魅力を再確認したのでした。ここの義経、「実際の義経はこうではないのではないかな」と思いつつもその高貴さに見惚れました。そして主役の弁慶は・・・この頃のお客さんは皆この弁慶が好きだったのではないかと想像するほど魅力溢れています。この弁慶生で見たかったです!
歌舞伎・黒御簾音楽 精選110
You can learn which song are used in which scene of the which Kabuki play. For example, you can appreciate that in "Tsukuda Aikata" big drum changes from "Mizu Oto (Water Soundo)" to "Nami Oto (Wave Sound" just because the boat is getting near the sea around Eitai bridge. Wow, truely amazing sensitivity.