劇場で観て以来、自宅でじっくり鑑賞するのを楽しみにしていました。先日、日本版発売が来年であると発表されたのを聞き、まだ発売されていなかったことにちょっと驚き、正月休み前に買うことも借りることもできないことにがっかりし、また発表価格もやけに高かったので、代わりに北米版「GODZILLA ゴジラ 北米版 / Godzilla [3D+Blu-ray+DVD][Import]」を購入しました。

日本語字幕も吹き替えもありませんが、細かいセリフの機微を楽しむ映画でもないので、これで充分です。何を言っているかどうしても正確に把握したい場面だけ英語字幕をオンにしています。劇場で観た3Dの迫力が素晴らしかったので、3Dディスクもぜひ所有しておきたい。まだ自宅で再生する環境はもっていませんが将来の楽しみにとっておきます。

東宝版では一度も感じられたことのないモンスターや建造物の巨大さ、この表現が圧巻です。人間がこれらを見た時のアングル、空気感がしっかり意図されている。東宝もまた作るそうですが、等身大の着グルミが大きなセットの中を歩いているのを近くで撮影していますよ、ええ、了解済みでしょ？　と開き直らんばかりのレベルに留まるのではなく、そろそろこの技術と意識の格差を埋める努力に本気で取り組んでほしい。ストーリーの前に、映画としてその時点で最低限の技術レベルをクリアしていないと話になりません。

なかなかの作りです。ただ中国製・・・
あと、購入後値段が下がったので・・・
総合的に星３

10年ぶり復活のゴジラはこれまでのシリーズの中でも最高部類に入る見事な作品でした。ゴジラの活躍が見られるのはラストのみ。怪獣映画の傑作、大魔神やガメラ2の演出を継承しています。ゴジラ登場にかかる新テーマ曲も見事にかっこいい。