霊山
おまえ、私、彼、と人称が変わりつつも一人のことが語られ、幻想と現実が入り乱れた小説を今までに読んだことがなく新鮮だった。癌を宣告され、余命幾許もなく中国を彷徨い歩く主人公。だが誤診だったことが分かり生き長らえる。様々な人々に触れ、自分自身と語り合いながら、なおも放浪を続ける。一つの場所には幾つもの神話や歴史や歌や様々なものがあり、また別の場所には土地固有のものがある。作家の目を通して歴史の奥深さを知ることができ、『霊山』からは刺激を受けることができた。
ピンポンダッシュ 飯塚健冒険記
飯塚さんが書いた舞台「ファニーバニー」を見てファンになり、何か彼が書いた本はないかと捜したところ、この本と出合いました。
彼が、映画を撮りたいと思い立ってから完成までの過程を一気に書いてあり、その勢いに圧倒されました。
無謀とも思える挑戦にも係らず諦める事なく突き進んでいく様子が、笑いあり涙ありに描かれ、でも最終的にはとってもステキに思える作品です。
彼が、映画を撮りたいと思い立ってから完成までの過程を一気に書いてあり、その勢いに圧倒されました。
無謀とも思える挑戦にも係らず諦める事なく突き進んでいく様子が、笑いあり涙ありに描かれ、でも最終的にはとってもステキに思える作品です。