メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋 (朝日選書)
虫プロダクションで「鉄腕アトム」を手掛けた経歴を持つアニメーション・ディレクターの吉川惣司氏と、古生物学の中でもミジンコを専門とする矢島道子氏という異色のコンビによる科学史。イクチオサウルスを発見したことで名高いイギリスのメアリ・アニングの生涯を描き出した著作である。古生物学に多少なりとも関心があるなら、メアリの名を知らぬことはないだろう。しかし彼女が少女時代に海岸で化石を発見した以上のことを知っている者は稀だろう。この間隙を埋めてくれるのが本書である。当時のイギリスの地質学熱、学問の世界にある性差、階級差の問題などと絡めつつ、メアリの実像が生き生きと再現されている。著者は二人ともメアリ・アニングや海棲爬虫類が専門ではなく、イギリスの文献を収集・整理して本にしたようである。また英文資料の翻訳がひどく、それが地の文にまで影響している。さらにジェーン・オースティンなど同時代人との邂逅を無理に推測したり、実際にあったとは思われないロマンスに拘泥する部分も多い。肝心の化石、地層、分類についても現在の研究状況が押さえられていない。しかしそれら欠点にも関わらず、19世紀科学の問題点に向ける眼差しは真摯で、古生物学のいちエピソードでしかなかったメアリを取り上げた点も貴重である。
女の由来―もう1つの人類進化論
この本も大変面白い本です。
アメリカのサイエンスライター、エレイン・モーガンさんの今までに無い女性視点の進化論です。
女性と男性という事を考える上でも、女性と男性のあまりの感覚の違いが分かるためにも、この本で指摘されている数々の進化論の盲点など、読めば読むほど夢中になってしまう本です。
女性は森の中で狩人である男子達が運んでくる食物ひたすら待っていたのではなく、女性達は自分達でも食べ物を捜さなくてはならず、おのずと水の近くに食料を捜しにたどり着き、水に入ることを覚え、水の浮力で立つ事を覚えたという、、。
なるほど納得する新しい視点の進化論です。
目からうろこの女性達のストーリーは勇気つけられもし、懐かしさと優しさに満ちてきます。
何故これほどまでに男性と女性の感覚が違か良くわかります!
どうぞ一度お読みになってみてくださいね!
アメリカのサイエンスライター、エレイン・モーガンさんの今までに無い女性視点の進化論です。
女性と男性という事を考える上でも、女性と男性のあまりの感覚の違いが分かるためにも、この本で指摘されている数々の進化論の盲点など、読めば読むほど夢中になってしまう本です。
女性は森の中で狩人である男子達が運んでくる食物ひたすら待っていたのではなく、女性達は自分達でも食べ物を捜さなくてはならず、おのずと水の近くに食料を捜しにたどり着き、水に入ることを覚え、水の浮力で立つ事を覚えたという、、。
なるほど納得する新しい視点の進化論です。
目からうろこの女性達のストーリーは勇気つけられもし、懐かしさと優しさに満ちてきます。
何故これほどまでに男性と女性の感覚が違か良くわかります!
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