ジュリー警視は北アイルランドに出張中。
メルローズ・プラントは、コーンウォールに家を借りて滞在中。
その家では、４年前に２人の子供たちが謎の溺死体で見つかった、
という事件が発生しており、有能なマキャルヴィ方面本部長を
もってしても未解決となっていた。
そして今、女性の失踪事件、２件の殺人事件が発生し、
メルローズの他にジュリーの部下ウィギンズも加わって、
マキャルヴィの指揮のもとで捜査が行われる。
４年前の事件との関連は？謎の事件の真相を明らかにすることが
できるのか？
The Case Has Altered以降邦訳されていないこのシリーズだが、
読後感がすっきりしない傾向が、本作あたりからますます強くなる。
メルローズの秘密、マキャルヴィのつらい過去など、
登場人物の新たな一面を見せていることも、全体を重く感じさせる
原因かもしれない。
そんな中で、ウィギンズ部長刑事のやさしさや細やかさが好ましい。

サッカー日本代表の人気者・内田篤人さんが表紙ですが、
ダイエットや体調管理などを真面目に特集した号であって、
彼のサッカー選手としてのトレーニングに対するスタンスも垣間見えるような
ページとなっています。ミーハーなファンとして買うのもいいし、
ガチでトレーニングをしてみようかなと　彼の笑顔を見てやる気になれるかもしれません。
運動をほとんどしてこなかった人にも、内田さんの特集ページの後にも
さまざまなダイエットや体幹の鍛え方などが紹介されています。
運動をしてこなかった人にとってはきついポーズを、こともなげに笑顔で行う彼を見るだけでも、
アスリートのすごさを知ることができるでしょう。

真面目なビジネス教養を、マンガで仕入れて活用する。
マンガだからって、キワモノだとか、恥ずかしいとか、
ビジネス書にあらずなんて思ったら大間違いだ。
改めてマンガの表現力、伝わりやすさを実感するだろう。

いくつかのエピソードは、下記で公開されている。

　[...]

そして目次は下記。

　[...]

目次を見ても、書いてあることは非常に真面目だ。
だけど、この本のようにマンガ＋若干の文章と表なら、
文字だけだと敷居が高い！っていう人であっても、
さっと難なく読み進めてしまえる。　全部読める。

マンガならではの恩恵は、イメージとして頭に入ること。
文字と内容が絵を伴って、ふっと頭に浮かんでくるから、
自分でイメージを組み立てることが苦手な人であっても、
本が苦手な人であっても、きっと役に立つだろう。