「重厚な」という言葉がふさわしい恋愛小説である。英国の演劇界を舞台に現在と過去、現実と虚構が整然と描き分けられるなか、登場人物たちが抱くそれぞれの恋慕は錯綜し、回廊をめぐるがごとく綿綿と果てがない。忍び寄る老い、どこの家庭にも潜む絶望と憎悪に対峙しながらも毅然として生きる主人公は、作者自身と思う。登場人物にアメリカ人、フランス人をも配し、さりげなくも鋭くその文明観、文化意識の違いを抉り出しているのは、知性派作家ならではの手腕。
日本では語られることの少ない作家だが、この作品を機にひろく読まれるようになればと思う。

全く予備知識無にこのDVDを観ました。　あまりラブストーリーは
観たくなかったのですが、最後まで一気に見終えました。
とても　面白い設定で途中大笑いする場面も　それから
中年以上の洋画、洋楽ファンならニヤッとするシーンもありました。
ベタベタしてないので　ストライクゾーンが広い映画です。

残念なことはタイトルの「ラブアゲイン」です。男と女が離れて　やがて元に戻るというネタばらしをしていて　興味が半減しました。　原題は　Crazy、Stupid、Love　です。
まるで手品士があらかじめ手の内をさらしておいて　手品を見せるようなアホさ加減です。
なので　最後　どうまとめるのかと思っていましたが、ストーリーは実にうまくまとまっています。

　

付き合ったけど何か月もしないうちに逃げられていく男性を何人か見てきました。
私が言うのも何ですが、彼らの共通点は無事付き合ったから安心してしまったのではないかと思ってます。
付き合う前まではがんばってるなっていうのがわかったし、付き合った当初は男性側も輝いていました。
ですが、ある程度日付が経ち、慣れてしまってからはこの映画の主人公のように身だしなみを気遣わなくなっていまし、魅力も欠けてしまっていました。
女性側は普段から身だしなみを気を付けていましたし、魅力は変わらぬままでした。

どうでもいい話ですいません。
ただ普通の女性とお付き合いするにしろ結婚生活を送るにしろ、努力を怠ると映画の主人公みたいになっちゃいますよとだけ言わせてください。
わりかし映画の中だけの話ではないと思います。
最近、愛することを忘れているなーなんていうときこれを見ては如何でしょうか。

David Foster のファンであれば、やはりこれは持っていないと！という一枚です。あらためて彼のたどってきた足跡を再確認できます。いくつになっても素敵な David を思い描きながら秋の夜長に是非聞き惚れてみてはいかがでしょうか？

そんなに期待せずに見ましたが、物凄く楽しめました。笑えるし、最後はホロリときます。今、誰か好意を寄せている人がいるのなら、更に楽しめるでしょう。ストーリーが本当によく練られています。愛し、愛されるには努力が必要だと、再確認させてもらえました。